海外リモートワークやAI関連の仕事を探している中で、「Alignerr(アライナー)」というサービスを知りました。
日本語を使ったAIトレーニングや文字起こし、ローカライズなどの求人が掲載されており、完全リモートで働ける点に興味を持って応募しました。
ただ、残念ながら最終的には実際に取り組めるプロジェクトがなく、1か月ほど様子を見たあとアカウント削除を依頼することにしました。
※募集されている案件や仕事の割り当て状況は、時期やそれぞれの経験・条件によって変わるものだと思います。
求人に記載されている仕事内容や報酬、登録方法なども、今後変更される可能性があります。
そのため、「必ずこうなる」というものではなく、私が利用した時点での一つの体験談として読んでいただければと思います。
なお、契約内容やプロジェクト内部の情報、テスト・タスク等の詳細については記載していません。
Alignerrへ応募
Alignerrは、AIの学習や評価などに関わる仕事を扱っている海外のプラットフォームです。
求人を探してみると、日本語を対象とした仕事もいくつか掲載されていました。私が確認したときには、日本語のAIトレーニング、音声文字起こしなどの求人がありました。
報酬についても案件によって差があり、私が見た求人では時給10ドル台のものから、数十ドルと記載されたものまでありました。ただし、求人が掲載されているからといって、登録後すぐにその仕事ができるとは限りません。この点については、実際に登録してみて特に感じたところです。
私はLinkedInの求人から応募し、その後Alignerrでプロフィールを作成。本人確認や契約、報酬を受け取るための設定、Labelboxとの連携まで進めました。
英文の履歴書はLinkedInへの登録時に作成したものがあったのでそのデータをアップロードし、その後Alignerr側でも自分のプロフィールを入力していきました。
自分のLinkedInのプロフィールリンクを登録する項目もあったので入力しました。
私が確認した時点では、日本語関連だけでも複数の求人がありました。
日本語の知識を使ってAIを評価する仕事や、日本語音声文字起こしなど。日本語の読み書きや聞き取り能力、細かな作業を正確に行えることなどが条件として挙げられていました。
ただ、専門的な実務経験を求める求人も多いので、「日本語ができればどれでも応募できる」というわけではありませんでした。
本人確認・契約確認へ進む
プロフィールの登録や求人への応募を進めていると、本人確認の手続きへ進みました。
本人確認には「Persona」という外部の本人確認サービスが利用されていました。PCから進めることもできましたが、私はスマートフォンを利用して本人確認を行いました。画面の案内に従って有効な本人確認書類を撮影し、顔の確認などを進めます。
実際に仕事を始める前には、仕事をする国やVPNの利用、業務で扱う情報の取り扱いなどについて確認する研修もありました。特にAI関連の仕事では、実際の作業画面や提供されたデータなどを外部へ公開しないことが重要になります。こうしたルールについても、内容を確認しながら進めました。
Alignerrでは会社に雇用される社員という形ではなく、独立した業務委託者として仕事をする形になります。
契約書は英語でかなり長く、成果物の取り扱い、秘密保持、契約終了時の扱いなど、さまざまな項目がありました。
この記事でも実際の契約文や内部情報については掲載していません。
英語の長い契約書を読むのは大変でしたが、内容を確認しながら手続きを進めました。

報酬の受け取り設定とDiscord連携
報酬の受け取り設定
登録直後のダッシュボードでは、ウォレット設定について「オンボーディングを完了してください」といった表示があり、最初から支払い情報を登録することはできませんでした。オンボーディングを進めたあと、報酬受け取りの設定が利用できるようになりました。
Alignerrでは、支払いに「Stripe Connect」が利用されていました。Stripeの画面へ移動し、報酬を受け取るための銀行口座などを設定します。
ここで困ったのが、銀行口座の選択です。
私が登録した時点では、Stripe Connectの画面で選択できる銀行が限られていました。
海外リモートの仕事では、PayPal、Payoneer、Stripeなど、サービスによって報酬の受け取り方法が違います。
海外の仕事に複数登録する場合は、副業用の銀行口座を一つ用意しておくと管理しやすいかもしれません。Stripeの設定自体は無事に完了し、Alignerrの通知にもStripeアカウントが利用可能になったことが表示されました。
Discordの連携
さらにオンボーディングを進めると、AlignerrのDiscordへアクセスするための設定もありました。最初にこれを見たときは少し戸惑いました。
私は英語で直接会話することが得意ではないので、「Discordで英語の会話をしながら仕事をするのかな?」と不安になったためです。
実際には、Discordはプロジェクトに関する連絡や最新情報、質問などに利用するコミュニティという位置付けでした。AlignerrのアカウントとDiscordを接続すると「接続済み」と表示され、メンバーシップを連携することができました。
必ず音声で会話をしなければならないというものではなく、文字での情報共有が中心なので、その点は安心しました。
AlignerrからLabelboxへ移動
オンボーディングを完了すると、Alignerrの画面には「準備完了」といった表示が出ました。
「これで仕事が始められるのかな」と思い、「プロジェクトへ移動」というボタンから進んでみました。すると、Alignerrとはまったく雰囲気の違う、黒い背景のダッシュボードが表示されました。
URLを見ると「Labelbox」という別のサービスです。
最初は、「Alignerrに登録したのに、なぜ別のサイトで仕事をするの?」と混乱しました。
私が利用した時点では、Alignerr側で求人への応募やプロフィール、契約などを管理し、実際の作業にはLabelboxという別のサービスを利用する仕組みになっていました。
Labelboxへ入ったものの仕事は表示されず…
Labelboxへログインすること自体はできました。ところが、ダッシュボードには「現在、未解決の問題はありません」といった表示があるだけで、実際に取り組めるタスクはありませんでした。
ドキュメントやガイドを開くと、Labelboxの機能やAIデータ作成に関する説明などを読むことができます。最初は「どこかに仕事を始めるボタンがあるのでは?」と思い、いろいろ確認しましたが、どうやら私に実際のプロジェクトが割り当てられていない状態だったようです。
Alignerr側には応募した仕事が表示されていましたが、クリックしても求人の説明が表示されるだけでした。そのため、オンボーディングが完了したことと、すぐに仕事が提供されることは別なのだと分かりました。
その後も新しい日本語求人を確認しながら、取り組める案件がないか様子を見ていました。しかし、私の場合は実際の作業につながるプロジェクトがなく、そのまま約1か月が経過しました。
Alignerrの退会を決める
登録やオンボーディングに必要な手続きはすべて完了していましたが、約1か月待っても実際の仕事にはつながらなかったため、今回は退会することにしました。
Alignerrでは、私が確認した時点では画面上から簡単にアカウントを削除する方法が見つからず、サポートへ連絡して削除を依頼する必要がありました。私の場合は、サイト内にあった問い合わせ用のチャットから連絡しました。
私はアカウントを削除したいということだけを簡潔に伝えることにしました。
Hello,
I would like to request the deletion of my Alignerr account. Please proceed with the account deletion.
Thank you.
「こんにちは。Alignerrのアカウントを削除したいので、手続きをお願いします。よろしくお願いいたします。」と、連絡を送り、アカウント削除の手続きを依頼しました。
手続きはとても早く、チャットでは「担当に伝えます」といった内容の返信があり、その数時間後にはアカウントの削除も完了しました。
Alignerrを実際に利用して感じたこと
Alignerrは、登録そのものが極端に難しいサービスではありませんでした。英語の画面が多いため翻訳しながら進める必要はありましたが、プロフィール登録から本人確認、契約、オンボーディングと順番に進めていくことができました。
一方で、AlignerrからLabelboxという別のプラットフォームへ移動して実際の作業を行う仕組みは、最初は少し分かりにくかったです。「Alignerrに登録したのに、なぜ別のサイトへ移動するの?」と戸惑いました。
また、私が特に時間を使ったのが報酬の受け取り設定です。
AlignerrではStripe Connectを利用する必要があり、私が登録した時点では、普段副業用として利用していた銀行口座を登録することができませんでした。
そのため、生活用として使っていた銀行口座の一つを副業専用に変更するか、新しく対応しているネット銀行を開設するかでかなり迷いました。最終的には手持ちの銀行口座の一つを副業用として利用することにし、支払い設定を完了しました。
これまで利用した海外サービスではPayPalで報酬を受け取れることも多かったため、今回も支払い設定はそれほど困らないだろうと思っていました。しかし、海外リモートではサービスによってPayPal、Payoneer、Stripeなど利用する決済サービスが異なり、さらに登録できる銀行口座にも違いがあることを改めて実感しました。
そして一番残念だったのは、オンボーディングをすべて完了しても、すぐに仕事につながるとは限らなかったことです。
日本語の案件は複数掲載されていたので、正直なところ「求人が出ているなら、今なら取り組める仕事もあるのかもしれない」と登録時には期待していました。しかし、求人へ応募できることと、実際のプロジェクトへ割り当てられることは別でした。
その後も新しい求人を確認しながら約1か月様子を見ましたが、私の場合は実際に取り組めるプロジェクトにつながらず、今回はアカウントを削除することにしました。
これはAlignerrに限らず、海外リモートへ挑戦する中で何度か経験していることです。「求人がある=登録すれば仕事ができる」ではなく、「登録・応募したうえで、自分の条件と合うプロジェクトに選ばれれば仕事につながる」くらいの感覚で利用した方がよいのかもしれません。
仕事をするところまで進めなかったのは残念ですが、本人確認や契約、Stripe Connect、Discord、Labelboxとの連携など、Alignerrのオンボーディングを一通り体験することができました。
今回も実際に登録してみたことで、求人を見るだけでは分からなかった仕組みや注意点を知ることができました。今後も海外リモートワークを探しながら、自分に合ったサービスや案件があれば挑戦していきたいと思います。

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