今回は海外リモートのAI音声録音に関する仕事に応募後、すぐに辞退をした時の体験談になります。
求人を見た限りでは、「自分でもできそう」と申し込んでみたのですが、思った以上に大変そうだったこと。
また仕事の内容に思っていたのと違うと違和感を感じたため止める決断をしました。
※あくまで私の感じたことなので、会社を悪くいうつもりはありません。
日本語の音声録音に関するもので、日本語で話した音声を録音したり、確認をするというものでした。
案内文には、完全リモートで働けること、勤務時間は柔軟であること、報酬は時給制のように書かれていました。
「在宅でできそう」「即日勤務可能」
「日本語を使う仕事なら挑戦できるかもしれない」
「海外案件だけど、内容はそこまで難しくなさそう」
と思っていました。
ただ、その後実際に案内が来て進めていくと、思っていたよりも登録するものが多く、少しずつ不安も出てきました。
海外のメッセージアプリに登録する流れに
最初に案内されたのは、海外でよく使われているメッセージアプリのグループに参加することでした。
私は初めて使う物だったので、調べてからダウンロード。アプリの登録から始めました。
電話番号で登録、プロフィール名を設定しパソコンとも連携しました。
初めてだったので使い方を確認しながらの作業になりましたが、LINEとよく似たアプリでした。
しかし、仕事用の連絡アプリとはいえ、海外のグループに入る以上、電話番号やプロフィール情報の公開も心配になりました。
基本情報はできるだけ非公開に近い設定にしてから、グループ参加を進めました。
もちろんメッセージは英語なので翻訳アプリも使いながら案内を読みます。
登録についてやアプリについてをメッセージで送ってくれました。
正直に言いますと、もうこのメッセージアプリを始めたあたりから
「英語がたくさん送られてくる…」
「私大丈夫かな??」
と思っていました。
海外リモートによくこれで応募したと自分でも思います。
次々と別の登録が必要に
メッセージアプリのグループには参加できました。ただ、そこからさらに別の業務用アプリへの登録案内がありました。
作業の流れとしては、
業務用アプリに登録する
QRコードを読み取って組織に参加
音声を録音する
録音データを提出する
自動文字起こしを確認
…というものでした。
私としては、手順は丁寧に説明してくれるけれど、急に知らない複数のアプリやサイトを使うことになり、かなり戸惑いました。
しかも、ネットで調べてみると登録でつまずいたという声も見かけ、不安になりました。
「自分だけが分からないわけではないんだ」と少し安心した一方で、初めて海外案件に応募する身としては、だんだん怖さも出てきました。
支払い方法も、聞き慣れない海外サービスが中心だった
さらに不安になったのが、支払い方法です。
支払い情報を入力するフォームがあり、そこでは海外報酬受け取りサービスや国際銀行送金などが選択肢にありました。
私はその海外報酬受け取りサービスのアカウントを持っていなかったため、そこでまた悩みました。登録するには、ペイパル以上に大変そうで、7日ほど登録に必要らしいとのことで。
もちろん、海外案件ではこうしたサービスを使うこと自体は珍しくないのかもしれません。
日本でも実際使っている人の声はありました。
担当さんに、支払い方法の設定は後回しでもいいか尋ねようとも思いましたが、先に別の設定・確認からすることにしました。
まだ契約内容や報酬条件を完全に理解できていない段階で、さらに支払いサービスの登録まで進めるのは不安もあったので。
複数の選択肢はありましたが、どれもなじみが無いもの。
リンクドインでpaypalを登録したばかりだったので、「また新たな支払い方法!?」と泣きそうでした。
契約書の内容を見て、さらに慎重になった
次に確認したのが、電子契約サービスで表示された契約書です。
ここで一番気になったのは、最初の求人説明に書かれていた報酬内容と、契約書の表現に少しズレを感じたことです。
案内では時給制のように見えたのに、契約書ではプロジェクト単位の報酬で、固定レートはないような表現がありました。
さらに、一定時間未満では支払い対象にならない可能性や、品質によって支払いが調整されるような内容もありました。
もちろん、業務委託や海外案件では、品質条件があるのは自然なことかもしれません。
ただ、初心者の私にとっては、
どこまで作業すれば支払い対象になるのか
何時間分から報酬が発生するのか
録音が却下された場合どうなるのか
…分からないことが多すぎました。
特に、日本在住の個人として、海外の契約書に税番号のような情報を入力することには抵抗がありました。
この時点で、すぐに署名するのはやめようと思いました。
「完全フレックス」と書かれていたけれど、実際は急ぎの雰囲気もあった
最初の案内では、完全フレックスで自分のペースで作業できると書かれていました。
しかしグループ内の案内では、その日の目標として合計〇時間分とノルマが出されていました。
もちろん、これは参加者全体での目標だったのかもしれません。
実際のところ、アプリの登録はスムーズにいかず、この件で問い合わせをするメンバーさんもたくさんいた様子だったので、登録状況によってその後のノルマも変わったかもしれませんが。
それでも、
「今日中に何かしなければいけないのかな」
「30分から1時間くらい録音しないといけないのかな」
「支払い設定も契約書もまだ不安なのに、作業を始めていいのかな」
…と感じてしまいました。
仕事を引き受ける以上責任もありますが、案内にあったような完全に自由な働き方とは違うのかな?と思ってしまいました。
契約書類をじっくり確認したり、初めてのアプリについて調べていたら2時間はあっという間に経っていました。
不安が強くなり、今回は辞退することにした
最終的に、私はこの案件を辞退することにしました。
慎重すぎ・恐がり…と言われるかもしれませんが、やはり最初の案内だけでは分からなかったことが一気に登場して自信が無くなったのもあります。
・登録するアプリやサイトが多かったこと。
・支払い方法が自分にとって慣れていない海外サービスだったこと。
・契約書の内容に不安があったこと。
・報酬条件が最初の案内と完全には一致していないように感じたこと。
・作業開始までの流れが思っていたより複雑だったこと。
どれか一つだけなら、もう少し調べながら進めたかもしれません。
でも、いくつもの不安が重なったことで、今回は無理に進めない方がいいと判断しました。
辞退の連絡では、機会をいただいたことへのお礼を伝えたうえで、業務用アプリの登録がうまくいかなかったこと、プロジェクト内容や支払い設定を確認した結果、自分には難しいと感じたことを伝えました。
海外求人に応募して感じたこと
今回の経験で感じたのは、海外求人は条件だけを見ると魅力的に見える一方で、登録や契約、支払いの確認がとても大事だということです。
特に、在宅でできる仕事やAI関連の仕事は、応募しやすい反面、実際には複数の外部ツールを使うこともあります。
また、海外案件では、日本の求人とは違い、メッセージアプリでの連絡、英語の契約書、海外送金サービス、本人確認などが一気に出てくることがあります。
少しでも不安を感じたら、
すぐに署名しない
個人情報を入力しない
身分証や銀行情報を送らない
先にお金を払わない
契約内容と報酬条件を確認する
分からないまま作業を始めない
…など。海外案件すべてが危ないという話ではありませんが、慣れていないうちは、契約書や支払い方法を確認してから進めることが大切だと感じました。
応募したこと自体は、無駄ではなかったと思います。海外求人の流れを知ることができたし、自分がどこで不安を感じるのかも分かりました。
