前回の記事では、一度退会したBabel Audioに再登録し、オンボーディングや音声収録のための環境設定まで紹介しました。無事にダッシュボード画面に入ることができて一安心でした。
今回は、Babel Audioのダッシュボードに案件が表示されてから、実際にタスクを始めるために行った準備やトレーニングについて、私自身が戸惑ったところも含めて紹介します。
音声収録のプロジェクトに参加するためにトレーニングや説明もじっくり学んだつもりでしたが、残念ながらタスクを始めることなくプロジェクト自体が終了してしまいました…。
※プロジェクト内の具体的なテスト問題や回答、詳しい作業内容については掲載せず、実際に私が経験した流れを中心にまとめています。
前の記事はこちら
ダッシュボードに日本語の案件が表示された
応募時のテストや音声サンプルの提出を終えたあと、Babel Audioのダッシュボードを確認すると、日本語の音声関連プロジェクトが表示されていました。
前回Babel Audioに挑戦したときには、文字起こしのプロジェクトでした。実際のタスクまで進めたものの、難しさを感じて途中で利用をやめています。
※その時期によって、表示されるプロジェクトは異なるようです。
今回も「再登録はできたけれど、本当に仕事まで戻れるのかな?」という気持ちがずっとありました。
そのため、ダッシュボードに日本語の案件名が表示されたときには、
「おお! 本当に案件が出てきた!」
とうれしくなりました。
報酬についての表示もあり、いよいよ実際の仕事に近づいてきたように感じます。
ただ、届いた案内を確認すると、実際に作業を始めるまでには、もう少し準備が必要なことが分かりました。
ダッシュボードに案件が表示されたあと、日本語QAチームからプロジェクト参加についての案内が届きました。
内容を確認すると、今回の音声プロジェクトでは、実際にタスクを開始する前にセルフオンボーディングを完了させる必要があるとのことでした。
メールには、オンボーディングが完了するまではプロジェクトのタスクを開始しないよう、はっきりと案内されていました。
応募時にはすでにいくつかのテストを受けています。それを終えて案件まで表示されたので、てっきり準備はすべて終わったと思っていました。
しかし実際には、応募時のテストとは別に、参加するプロジェクトに合わせたオンボーディングが用意されていました。
海外リモートでは、同じサービスの中でもプロジェクトによってルールや必要な準備が異なることがあります。
今回のBabel Audioでも、ダッシュボードだけを確認するのではなく、届くメールやプロジェクトごとの案内をきちんと確認することが大切だと感じました。
せっかく案件が表示されたので早く挑戦したい気持ちはありましたが、ここは焦らず、案内された順番に沿って準備を進めることにしました。
今回のプロジェクトまでの流れ(案件によって変わります)
・複数のオンボーディング動画を視聴
・資料や日本語の音声サンプルを確認
・コミュニティチャットのグループへ参加
・複数人で参加するGoogle Meetトレーニングに出席
・1対1のトレーニングに参加
ここでは丁寧に間違いやすい点を教えてくれ、疑問点についても質問できました。
応募するときにもテストを受けていたため、「実際にタスクを始めるまでの道のりは意外と長いな…」と思ったのも正直な感想です。
まずは複数の説明動画を視聴
今回案内されたセルフオンボーディングでは、音声やコンテンツに関する動画を視聴する必要がありました。
私が参加したときには全部で8本。
少し身構えましたが、動画を順番に見ながらどのような点に注意して作業するのかを確認していきました。
さらに、プロジェクトで使用する内容についてまとめられた資料も用意されていました。日本語の音声サンプルもあり、それぞれ一度以上聞いておくよう案内されています。
たくさんのサンプル音声があるので時間は掛かりますが、そのおかげでイメージしやすい部分もありました。
前回も思いましたが、細かいルールが多いため、一度ですべて覚えるのは難しそうだと感じました。
実際のタスクでは、必要に応じて資料を確認しながら進めることになりそうです。
最初から完璧に覚えようとするのではなく、まず全体を確認し、必要になったときに資料を見直すつもりで進めました。
チャットグループにも参加
オンボーディング動画や資料の確認とあわせて、チャットグループにも参加するよう案内がありました。
私は海外リモートの仕事を探すとき、できれば自宅で一人で黙々と作業できるものを選びたいと思っています。
そのためこの案内を聞いたときには、
「参加者同士でたくさん交流しないといけないのかな?」
と少し身構えました。
ただ、実際にはプロジェクトに関する連絡や情報を確認する場所としても使われているようで、今回の案内ではグループへの参加自体が必要な工程として書かれていました。
海外のサービスでは、ダッシュボード、メール、コミュニティなど、確認する場所が複数に分かれていることがあります。
最初のうちは「どこを見ればいいんだろう」と迷ってしまいますが、プロジェクトに関する変更や注意事項が共有される可能性もあるため、案内された場所には参加しておいた方がよさそうです。
実際、今回もダッシュボードだけを見ていたら、案件が表示された時点で作業を始めてしまうところでした。
「仕事はダッシュボードに表示されるけれど、開始するための案内は別の場所でも確認する」
という点は、今回実際に進めてみて分かったことのひとつです。
Google Meetのトレーニングへ参加
オンボーディングを進めていくと、さらにGoogle Meetを使ったトレーニングへの参加が必要なことが分かりました。
日本語QAチームからのメールでは、その週に2回トレーニングが開催され、そのうちどちらかひとつに参加してからタスクを開始するよう案内されていました。
私は、自由な時間にパソコンを開いて、一人で進められる仕事を探して海外リモートに挑戦しています。
これまでのBabel Audioの登録やテストも、自分のペースで画面を確認しながら進めることができました。
ところが今回は、決められた日時にGoogle Meetへ参加する必要があります。しかも、案内された時間は午前9時。
「突然話しかけられたらどうしよう」「英語で何か聞かれたら答えられるかな」「ほかの参加者の前で何かするのかな」
正直、心理的なハードルが高かったかもしれません。まだ参加してもいないのに、いろいろ考えてしまいました。さらに、その週に案内されていたトレーニングは2日間だけでした。
仕事自体は好きな時間にできると思っていたので、タスク開始前とはいえ、指定された日時に参加する工程があることは少し意外でした。メールにはトレーニングへの参加が必要とはっきり書かれていたので、参加を決めました。
トレーニングでポイント・注意点を確認
プロジェクト最初のトレーニング当日。午前9時からGoogle Meetへ参加しました。実際に参加してみると想像していたほど長時間のものではありませんでした。
この時は、複数の参加者と一緒にプロジェクトについて説明を受けました。途中、チャットグループで使用している自分の表示名を伝える場面もありました。
深く考えずに決めていたので「何だったっけ!?」とかなり焦りました。
プロジェクトを受けるためにトレーニングにも参加できて、「これでいよいよ仕事開始」と思いました。
しかしその1週間後にもう一回…1対1のトレーニングセッションがありました。Google Meetは予約制のため、思い立ったときにすぐ受けられるものではありません。
トレーニング後にタスクに取り掛かる気でいたところ、また1週間後まで待機となりました。
最後のトレーニングでは、発音の仕方や話し方など、特に注意したい点について詳しい説明がありました。
あわせて、現在はシステム改善中のためプロジェクト内にタスクがなく、後日再開する予定なので、しばらく待機してほしいという案内もありました。
「本当に仕事ができるのかな?」という不安はありましたが、ここまでトレーニングも進めてきたので、まさかすぐに終わることはないだろうと思っていました。
質問もできる雰囲気だったので、時間が取れず作業できない期間がある場合についても聞いてみました。
「もししばらくの間PCで作業できない場合、プロジェクトから外されることはありますか?」
と質問しました。
家の都合で作業時間が取れないこともあるため、私にとっては気になっていた点です。
このときには、長期間作業できない場合は事前に知らせてほしいという回答でした。そこで、月に一度ほど1週間程度作業できないことがあると伝えたところ、今回については1週間ほどであれば問題ないとのことでした。
※この点は、プロジェクトによって条件が異なる可能性があります。
自分のペースで働きたいと思っていた私にとって、この点を直接確認できたのは少し安心材料になりました。
待機していたところ、プロジェクト終了の連絡が届いた
最後のトレーニングを終えたあとは、案件が再開するのを待つことになりました。
「少し待てば、今度こそ実際のタスクに取り組めるかな」と思っていました。
ところがその数日後。
Babel Audioのプロジェクトから新しいメッセージが届きました。
内容を確認すると、今回参加する予定だったEmotion VAプロジェクトが終了したというお知らせでした。
笹菜・・・・・・
これはかなりショックでした。
複数のオンボーディング動画を見て、資料やサンプル音声を確認し、チャットグループにも参加。さらにGoogle Meetのトレーニングや個別トレーニングまで受け、ここまで進むのに約2週間かかっていました。
「ようやく仕事ができる」と思っていたところだっただけに、実際のタスクを始める前にプロジェクトそのものが終了してしまうとは思っていませんでした。
海外リモートの仕事では、応募や審査を通過したからといって、必ず仕事量が保証されるわけではありません。
今回のBabel Audioでは、案件が実際にダッシュボードへ表示され、参加するためのトレーニングまで受けたあとだっただけに、実際のタスクを始める前に終了してしまったことは特に残念でした。
実際、終了のお知らせとあわせて、
Babel Audioのプロジェクトでは、プロジェクトの状況によって変更が生じることがある
とも案内されていました。
また新しいプロジェクトも立ち上がる予定であるとのことだったので、次の機会にチャレンジできたらと思います。


タスクはできなかったものの、「特別支払い」が届いた
プロジェクト終了の連絡が届いたため、
「これだけトレーニングを受けたけれど、結局今回は報酬なしで終わるのかな」
と思っていました。
ところがその後、Babel Audioから新しいメールが届きました。
確認すると、10ドルほどの「特別支払い」についてのお知らせでした。
今回、私は実際のタスクには取り組めなかったため、最初は何に対する支払いなのか少し戸惑いました。少なくとも、今回参加したプロジェクトに関連して支払いが発生したことは確認できました。
さらにDotsの画面を確認すると、それ以前に入っていた金額もあわせて、出金可能な残高は25ドルほどになっていました。
「何もできないまま終わってしまった」と思っていただけに、少額でも実際の支払いが確認できたのは少しホッとしました。
DotsからPayPalへ出金
支払いを受け取るため、Dotsの画面から手続きを進めました。
途中では、米国外に住む個人向けの税務書類であるW-8BENの入力も必要でした。
氏名や住所、居住国などを入力し、税務情報を登録して電子署名を行います。
その後、Dotsの出金画面から受取方法を確認。
私の場合はPayPalを登録していたため、出金可能だった金額をPayPalへ送金することにしました。
途中、スマートフォンでブラウザを切り替えた際に画面が固まり、「Something went wrong」と表示されるトラブルもありました。
一度は「手続きが消えてしまったのでは?」と焦りましたが、時間を置いてBabel Audioの収益画面から再びDotsへアクセスすると、残高はそのまま残っていました。
最終的に出金操作を行うと、
「Your money is on its way!」
「5~10分以内に届く予定」
という画面が表示され、無事にPayPalへの送金手続きまで進めることができました。
Babel Audioを再び進めてみて感じたこと
今回は簡単な案件を1つ完了できたものの、期待していた音声収録のプロジェクトには実際に取り組むことができませんでした。
複数のトレーニングまで進み、「ようやく仕事ができる」と思った直後のプロジェクト終了だったため、残念だったというのが率直な感想です。
一方で、実際にここまで進んだからこそ、
・案件が表示されても、すぐにタスクを始められるとは限らないこと
・プロジェクトごとに追加のオンボーディングやトレーニングがあること
・案件が表示されたあとでも、プロジェクト自体が終了する可能性があること
なども分かりました。
プロジェクトが終了したことは非常に残念でしたが、実際の案件開始までにどのくらいの段階があるのかを、自分自身で経験できたことは今回の大きな収穫でした。
Babel Audio自体を利用できなくなったわけではないため、今後また日本語の新しいプロジェクトが表示されたら、そのときの様子も追記していきたいと思います。
