見える子ちゃん|映画感想(ネタバレあり)

幽霊とうさぎ

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漫画連載されている「見える子ちゃん」。ある日突然霊が見えるようになった四谷みこ。ひたすらに全力でスルーをしてかわすみこだったが、スルーだけでは済まない事態になってしまう…。
漫画をずっと見てきた私としては、映画公開という情報を知って嬉しかったのと同時に「改変されているところが多いのは嬉しくないなぁ」と複雑な気持ちも。先に見た方の感想を見ると、高評価が多く、ちゃんとホラーだったというコメントもあり、映画館へ。

正直に言います。すっごくよかった。怖いしおもしろい!!ちゃんと原作の良かった内容がつめこまれつつ、映画のオリジナルも楽しめた映画でした。

※ネタバレもあるので、ダメな方は注意してください。観た方は振り返りながらどうぞ。

漫画では日常の中に紛れ込んでいる幽霊にゾッとさせられたり騙されて「いや、怖い(涙)」と内心叫ぶこともありましたが、映画でもちゃんと怖い。バスの中で…。住宅街の中で…。漫画も怖いけれど実写化されてリアルさが増している。
個人的に一番怖かったのが帰り道に青白い子どもの幽霊に追いかけられるシーン。

笹菜

あれ夢に見そう。鳥肌立ったぁ。

なんやかんや家に居座られているけど、時間が経つにつれてちょっとかわいく見えてしまったのが不思議です。

漫画を読んだ身としてはすでにネタバレにはなっているけれど、お父さんの無視されている理由も、映画のラストで判明。実は四谷家(みこの家)にそれを証明する、ある物もあったんですよね。最初から最後まで無視をされるお父さんを見ると、「冷たい一家だ…」と感じるかもしれませんが、最後にはすっきりします。

漫画では、家・学校・街と、あらゆるところで幽霊と遭遇してもひたすら無視を決め込むみこちゃんですが、映画では学校メインに話がすすんでいました。
文化祭に向けて準備に励む学生さん達の姿も、幽霊のマイナス感と対照的でした。準備の中にもさりげなく潜んでいる幽霊には苦笑いですが。

みこは幽霊に怖がりながらも周りの人の事もすごく考えて助けようと頑張る姿が健気だし、回避の仕方も上手い。そして働くお母さんの代わりに家事もしっかりこなすってなんてすごい。

ハナはビックリするくらい怖がり方がすごかった。見えないけれど、幽霊に憑かれやすいせいで大変なことにもあっているけれど、天真爛漫で元気をくれる子ですね。
いきなり除霊を始めるユリアちゃんにツッコミをいれるハナの圧がすごかった。

ユリアは霊能者として認められたいけれど、そんなに強いわけでは無い。強い霊は感じない?のか中途半端にかかわって余計に危なくてアラアラ。映画のなかでは、まさか霊についての話題を同じ学生(会長)としているなんて…!ボッチじゃない?!とかなり驚きましたが……ラストで↓

笹菜

あっ!あ~~~。納得

善先生は思った以上におどおどした感じ?と思いましたが、過去に母親からずっと押さえつけられながら生きてきたのは辛すぎる。漫画ではネコに関する話もすごく印象に残っていたのですが、映画の方のストーリーもハラハラしてよかったです。幼い頃にダンスに興味を持ったのに、母親から否定されて悲しい描写があったけれど、みこのおかげで吹っ切って前に進めた感もあってよかった。エンディングの善先生、すっごくかっこよかったー♪

漫画を見たファンにも、そうでない人にも、楽しめる作品だと思います。リアルで目を覆いたくなるような描写は無いし、面白かったり「ええーー!??」と最後に驚かされる仕掛けもあるので楽しめました。
前半に語られた学校の過去。「会長が言ったのはこういう事だったのか!」と伏線がちゃんと回収されるお話でした。

伏線回収で判明する幽霊の○○さん達…なんか…。うん。(ドンマイ)

映画の内容に関係ない小言

私事ですが、一番近い映画館が車で1時間弱の場所。大きな町ではないけれどショッピングモール内に映画館があります。
日中の早い時間を目指して観に行きたいと思っていたのに…。それなのに…。

夕方からの上映しか無かった…。

劇場のスケジュールと言うのも、どのくらいお客さんが来場するか予測したり、スタッフさんの体制とかも関係しますもんね。しょうがない…。(泣)わがままは言えないや。

笹菜

暗くなってからじゃぁ怖いじゃん!……あれ?だからあえてあの時間??

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