在宅ワークを探していると、「スキマ時間で稼げる」「完全歩合制」といった言葉をよく見かけます。私もその言葉に期待して、歩合制の在宅作業(データ確認)を始めました。
ところが、実際に続けてみると…。
集中して数をこなしても、作業が終わった後に時給換算して現実を知り、「在宅ワークって稼げないのかも…」と落ち込む日々。半年続けたものの、先月辞退しました。
この記事では、完全歩合制のある仕事で「稼げない」と感じた理由、辞める判断に至った経緯。さらにその後の悲しい現実について紹介します。
※本記事は特定の企業・サービスを非難する目的ではなく、筆者個人の体験に基づく感想です。条件や感じ方は状況により異なるため、応募前に最新の募集要項をご確認ください。
「時給換算」で一気に現実になる完全歩合制の仕事
私がやっていたのは、ざっくり言うとデータ確認作業です。画面上の情報をルールに沿ってチェックしていく、コツコツ型の業務でした。
最初は「慣れれば早くなる」と思っていました。でも、集中して頑張ってもスピードには限界があり、気づけば
“在宅ワークなのに稼げない”
という感覚がずっとつきまといました。
歩合制の仕事は、成果に対して報酬が決まる方式。
逆に言うと、作業が遅い日や集中できない日は、そのまま収入が落ちます。
そして一番つらかったのが、作業後に時給換算したとき。
「今日も頑張ったのに、これだけ…」
数字を見た瞬間に、どっと疲れる。そんな日が増えていきました。
【例】
1件1円
1時間でかなり集中して100件=100円
笹菜慣れればできると思ったけど…。
データーによってはじっくり見ないと分からない
物もあるからなぁ。
そしてお恥ずかしいことに私は、「在宅で家の手伝いをしながら隙間時間でも稼ぐことができるんだ!!」と始めた頃は大喜びでスタートしたんです。
計算や複雑な作業はないから、とにかく数をこなせば稼げる…。
最初は隙間時間でも必死に取り組んでいましたが、3か月過ぎた頃。
「時給換算すると実は全く稼げていない!」と現実を直視。
在宅ワークは、自分の生活空間でおこなえるメリットはありますが、出来高制の場合「もっともっと稼働時間を増やさないと稼げない」と必死になっていたんです。
稼げない以上にきつかったのは「自分が小さくなっていく」感覚
この手の作業は、向いている人は向いていると思います。淡々と処理できる方、集中力が強い方には合うかもしれません。
でも私は、
- ミスしないように気を張り続ける
- 画面を見続けて疲れる
- 終わっても達成感より虚しさが残る
…こんな状態になっていきました。
在宅ワークで稼げないこと以上に、
「こんなに頑張っているのに…」「自分の価値が小さく見える」
この感覚が、じわじわ心に効いてしまいました。
家族の外出時の付き添い、介護、子育て、老犬のケなど…。
毎日常に予定がつまっているわけではありませんが、急な予定が入ることが頻繁にある以上、時間の融通が利く仕事をも求めてしまいます。
特に、やった分だけ稼げる…という内容なら、日中出かけたとしても夜に稼働するなどの変更もできます。
その点のやりやすさから「この仕事は絶対あっている!」と盲目的になっていたのかもしれません。
あの頃の私に伝えたい…。「時給換算をしてみて冷静になれ。」と。
しっかりとした本業があって、お小遣い稼ぎ的に考えるのならまた違うのかもしれない。けれどパートはしていてもぜんぜん稼げていない現状な私。
今回の出来高制の在宅ワーク…時給換算100円ではとても悲しい。
その分の時間を「もっと違う仕事にあてた方がいいのでは?」と考えが変わりました。
辞める安心とこれからの不安
辞めると決めた時、正直ホッとしました。
「明日もあの作業をしなきゃいけない」と考え続ける日々が終わる。それだけで、胸の奥にずっとあった重たいものがスッと抜けた気がしたんです。
でも同時に、すぐ現実も押し寄せてきました。
「次の在宅の仕事、どうしよう」「収入が減ったらどうなる?」「また同じ失敗をしたら?」
ホッとしたのは確か。でも、安心したぶんだけ、これからの不安が大きく見えてしまったんですよね。
ただ、今振り返って思うのは——
もしその仕事で心が弱っていくなら、それは努力不足じゃなくて、向き不向きの問題だったのかもしれないということです。
在宅ワークは、外から見ると「家でできるし楽そう」と思われがちです。
でも実際は、孤独になりやすかったり、成果やスピードを求められたり、失敗しても相談できる相手がいなかったりします。
特に、家のこと(介護や家族の用事)がいつ入るかわからない生活の中では、気持ちに余裕がない状態で“追い立てられるように作業する”のが一番きつかったです。
だから私は、「辞める=逃げ」ではなく、
自分の生活を守るための判断だったと思っています。
合わない以上、無理に続けてもどこかで絶対に崩れてしまう。体調だったり、気持ちだったり、人間関係だったり…。
「もう少し頑張れば慣れる」と思って続けた結果、取り返しがつかなくなる人もいると思います。
仕事を変えることは、甘えじゃない。やり方を変えるのも、自分のため。生活を立て直すために必要な“方向転換”だったんだと、今は言えます。
不安がゼロになったわけではありません。
でも、少なくとも「合わない場所で消耗し続ける未来」からは離れられた。
その一点だけでも、辞めた意味はあったと思っています。
似た求人を見つけて、「私の半年は何だったんだろう」と思った
辞めてからしばらく、気持ちは落ち着いていました。
ところが1か月後、同じ会社から似たようなデータ確認の在宅求人を見つけました。
しかしその内容を見て、胸の奥がザワッとして、怒りのような気持ちが出ました。
【私が取り組んでいた頃】※実際の単価は少し違います。
1件1円
1時間で100件=100円
↓↓
【新しい求人】
1件8円
1時間で100件=800円



……………。
え??
内容を見る限り多分同じ仕事にみえる。(詳細は違うかもしれないので別物かもしれませんが…)
状況によって単価が変わることはあるというのは分かる。分かるけれど…
「私がやったあの半年は何だったんだろう?」
「金額が違い過ぎる!!最初からその条件でできなかったのかな?」
と辛くなりました。あまりにも単価が違い過ぎて…。この単価だったらもっと自分は稼げていたかもしれないのに…と悔しいし怒りも感じました。仕方が無いことです。
頭では分かっていても、心が納得しない時ってありますよね。
新たな求人で単価を上げたのかもしれないし、実際は別の内容でその単価なのかもしれない。
単価が上がったからといって、もう一度同じ求人に応募をするか?と言われると、やはり応募はもうしません。
在宅ワークが稼げない時にやってよかったこと(時給換算・作業記録)
今振り返って、「これをやっておいてよかった」と思うことが2つあります。
1)“時給換算”で現実を見たこと
出来高制は、感覚だけだとズルズル続けてしまいます。
だからこそ、私はあえて時給換算をして、「続けた場合の未来」を想像しました。
厳しい結果でも、数字にすると判断がしやすくなります。
辞めるか続けるか迷った時、時給換算は私にとって大きな指標になりました。
2)“作業記録”をつけて、自分を責めすぎないようにしたこと
稼げないと、「自分が遅いせいだ」と責めがちです。
でも実際は、確認事項が多かったり、ルールが細かかったり、作業の性質で時間がかかることもあります。
私は、
- どこで時間が取られたか
- どんなミスが起きやすいか
- その日の体調や集中力
を軽くメモして、状況を客観視するようにしました。
「頑張りが足りない」ではなく、
「この働き方は今の自分には合わない」
そう整理できたことで、辞める決断が“納得のあるもの”になった気がします。
在宅ワークが稼げない…と悩んだら冷静に
もし今、あなたが
- 頑張っても報われない感覚が続く
- 作業前から気が重い
- 時給換算が怖い
- 「辞めたい」が頭から離れない
こういう状態なら、一度立ち止まっていいと思います。
辞めるかどうかは自由です。でも、あなたの心と時間は大事です。
在宅ワークは他にもあります。そして、あなたに合う働き方はきっと別にあります。


まとめ:在宅ワークが稼げない経験でも「次に活かせるもの」は残った
あの半年を、全部ムダだったとは思いたくありません。苦しかったけど、その分、
- 出来高制の在宅ワークは時間の自由はある内容によっては稼げない
- 実際にやってみないと合う合わないは分からない
- 悩んだときは、冷静に辞め時を考える
- 自分の作業量はどのくらいの稼ぎになっているのか?確認も必要
これを身をもって知れました。
次は、もっと自分を大切にできる働き方を選びたい。
今はそう思っています。
