「仕事は忙しいけれど、お付き合いも結婚もそのうちできるだろう…」と思っていた20代。30代に近づいて自分でちゃんと動かないと進まないことに、遅れながら気づきました。
「仕事が忙しい」は言い訳になってしまいますが、保育士として最初の園で働いていた時は、とにかく勤務は朝から晩まで…という生活でした。土曜日は交代で勤務がありますが、土曜保育や研修も入ってくるため、半日出るのが当たり前状態。日曜日は保育の案を練ったり、準備物をやったりと、強制されたわけではありませんが…「あっ、時間があるなら仕事が進められる!」という思考でした。
現在は婚活をやめていますが、私の体験を紹介します。

お見合いや紹介が苦手で仕方が無かった
とてもありがたいことに、親や知り合いからすすめられることも何度かありました。私が考え過ぎなのも悪いのですが、1番に考えることは、「うまくいかなかったらちゃんと断れるのかな?」「断ることがすごく悪いことに感じて不安」…でした。
気軽に友人と会う感じでいいのだとよく言われるのですが、どうしても先の事ばかり考えてしまう自分がいました。
実際に話せば、世間話や雑談もできるのですが、「また会いたい」とい気持ちになかなかなれません。
恋愛を楽しみにする…というより、「こじれたら?喧嘩になったら?上手くやれる?」…と言う思考ばかりで、とにかく臆病だったんですね。
会わないのはもったいないからと、1度は会ってお話をするのですが、「また会いたい」となりませんでした。
将来はい結婚も子育てもしたいと強く思っていましたが、いざ婚活となると怖くなっていました。
お付き合いのエピソード
何名か、連絡を取り合ったりお付き合いをした方もいたのですが…↓
Aさん
2人で食事に出かけることになるが、食後は黙々と携帯ゲームを始めてしまう。きまずすぎた。
時々話はできたけれど、紹介者である親からすすめられて出かけた感がお互いにあるのは仕方ないかも…。
Bさん
親戚の知り合いの仲人さんから紹介されて。仲人さんは高齢な方でしたが肝っ玉母さんという印象。まずはその方のお家へ行ってお話をしたのですが、片付けがされていないすごい部屋にまずドン引きでした。気さくな仲人さんで、話すのは楽しかったです。
30分ほど待ってBさんのお母さんが迎えに来てくれましたが、車の中はゴチャゴチャすぎて迎えに来てから片付けをする状態。 お見合いって…こんなもんなのか?
お相手のBさんとはその後レストランで話をして、連作先を交換。「また出かけましょう」となるも、メールのやり取りのみが続き、だんだんメール文章が乱暴っぽくなってきて気持ちが受け付け無くなりました。
(Bさん自身はメールも重ねてくだけてきただけかもしれませんが…。職場の同僚のエピソードを教えてくれた時の言い方が不快に感じたり、愚痴が多くなっているのがダメだった…。)
お断りのむねを電話で仲人さんにお伝えしたのですが…
「2回目に会ったわけでもなくまだメールのみでしょ?すごくいい子なんだから。嫌な所があるなら仕方ないけれど…」と圧がとにかくすごかったです。
お礼と理由を伝えながら話を重ねて、納得してもらうまでにすごくかかりました。
仲人さんも本気で当たってくれてるのは分かるしありがたいのだけれど、気持ちが向かない以上もうそこで止めさせて欲しかった…。(汗)
お付き合いはしなかったものの、後から知った仲人さんへのお礼の金額には納得できない体験でした。(何万も…)
Cさん
友人の紹介で会ったCさん。性格的に私と似た感じでおどおどとしたところもある。ラインのやり取りをして1度一緒に出掛けて1カ月。恋愛に関する話は全く無かったので訊ねてみたところ、お付き合いを真剣に…ということになる。
すごく気を使ってくれる・いろんな提案をしてくれる嬉しい面があった。
言ったことをころころ変える・常識外れで驚くことがあったりと残念な面もあった。
私自身もたくさん欠点があるから反省ばかりなのですが、Cさんの『え??なにそれ??』ということが目に付くように。
・急に夜22時に夕飯のお誘い連絡
・話に夢中になると運転中にハンドルから手を放す
・友人と彼女の話題が出た時に自分はいないと否定をしたと笑って語る(それ私に言う必要あったでしょうか?)
・「道間違えた。地図を確認しよう。」(ここ道路の真ん中!寄せて~~!)
……ということも。
半年ほどお付き合いをしたCさんとの関係をどうしようと本気で考えていた時、年明けにイルミネーションも見ようという話になり、その日はディナーのコースを食べてからイルミネーションへ向かう予定に。
食事も会話が弾み、「ああ、楽しめているじゃん私。」と心底思えました。しかし会計時に…「僕が出しますから」と言ってくれたのですが、1人4,000円のところを2人分の料金だと勘違いしていたらしく、レジで恥ずかしかった…。慌てて私も出しましたが、HPにもテーブルのメニュー表にも記載はあったんですけどね…。(失敗も大事な経験だ…)
イルミネーションもみていい感じ…と思ったら、「実はサプライズでここのホテル、予約してあるんだ明日の用事間に合うからいいよね?」
(………考えてくれたのはすごく嬉しい。でも本当にごめんなさい。無理でした。)
お付き合いを始めて半年の彼氏彼女ならこういうこともあるかな?と想像してなかったわけではない。でもダメでした。サプライズはビックリ&嬉しいことかもしれないけれど、Cさんの考え方にモヤモヤを抱えていた私には、自分の考えの押し付けに感じてしまいました…。
けっきょくその日はなんの準備も無いしそのつもりできていないからとホテルの宿泊代だけ渡してごめんなさいしました。
時間をかけて何度も考えましたが、約束したことを忘れがちだったり、考え方や常識の違いに付いていけなくなりました。
家族の励ましとプレッシャー
家族はとにかく応援をしてくれる姿勢でした。
婚活に対して危機感を抱いていなかった私にキツめに年齢や出産のことを指摘してくれたりもしました。
心配をかけないで身を固めたいという気持ちもありましたが、少し関係が進むと「よかったこれで安心だね。」「結婚までもうすこしだねー。」と冗談混じりで言われたり、「こうすれば?」「もっと〜〜〜すればいいのに…。」と言われることにモヤモヤしていました。彼の肩を持つ事が多いと思ったら、「低身長の人と一緒だと、子どもも背が低くて悲しい思いをさせてしまうんじゃ…」と何度も言われる事も。
全てを親の言う通りに受け入れるわけではありませんが、振り回されてしまう部分もあったのでしんどさや辛さもあったのは事実です。
