学校の怪談シリーズ|映画感想

学校とおばけ

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「学校の怪談」シリーズは、1990年代に日本全国の子どもたちを魅了したホラー映画シリーズです。
学校を舞台にした怪奇現象や妖怪たちとの遭遇を描き、家族でも楽しめるホラーとして人気でした。
大人になってから改めて観ても、ストーリーや妖怪の魅力にひかれる映画だったと感じました。
この作品、ディフォルメされた妖怪のイラストも良くグッズになっていたので友達と集めた思い出もあります。
今回は学校の怪談シリーズの紹介です。

目次

学校の怪談シリーズ

学校の怪談(1995年)

シリーズの第1作目。 廃校になった旧校舎に閉じ込められた小学生たちが、妖怪や幽霊と遭遇しながら脱出を目指すストーリー。ユーモアと恐怖が絶妙にブレンドされ、子どもたちの成長も描かれる青春ホラーの傑作。
夏休みを翌日に控えた、一学期終業式の日の夕方。忘れ物を取りに学校に戻った美夏は何かに誘われるかのように一人旧校舎へ入り込むが、トイレで何者かに襲われ、姿を消してしまう…。

妖怪が可愛くデフォルメされたイラストもよく紹介されていた為、「なんか可愛さもあるなー」と思えました。
小学生の時に映画館に観に行きましたが、映画の中ではやはりリアルな妖怪と旧校舎の暗さがとても怖く感じました。中にはテケテケのようにとぼけたような妖怪もいましたが。
暗くても学校は学校だ。そんな怖がることは…と思ったところにめちゃ怖い口裂け女。ひゃーーーー!

閉じ込められて逃げ道が無く逃げ回るメンバーと、学校の外で何とかしようと奮闘するメンバー。魔除けの魔法陣やハニワが重要なアイテムになっていて、まさかあんなに光るとは(笑)。ファンタジー??

最後に悲しい別れもありましたが、怪談話の魅力を子どもながらに感じた作品でした。

学校の怪談2(1996年)

30年前の4月4日4時44分。南小学校で当時の校長先生が何者かに襲われて亡くなる事件が起こる。
以来、4月4日4時44分には、誰もあの学校には近づくことはなかった…。
塾の春休み合宿で東京から来た子ども達は、寺の住職である和尚から30年前の悲劇を聞かされていた。合宿の最終日である肝試しの開催はちょうど4月4日であった。
学校にまつわる怪奇がさらにスケールアップして登場。人面犬や紫ババア、おなじみのテケテケも!不思議や驚き要素がいっぱいです。

登場する子どもたちも個性豊かで、さらに妖怪達も有名どころ(?)いっぱいでした。ずーっと怖いわけではなくて、笑ってしまう場面もある作品でした。4時44分は今でも意識してしまうほどなので怖いな~~と。
当時はどうやってあんなに大掛かりな時計のモンスターを作っていたんだろう、と驚いたものです。
校長先生のろくろ首は不気味だけどほほえみが素敵でした。いつの間にかすぐ側にたたずんでいる紫ババア…。一見普通??と思いきや、一気に形相が変わってあのシーンはトラウマになりそうでした。

学校の怪談3(1997年)

20年前に亡くなった生徒・タイチが亡霊となって棲んでいる鏡があると、うわさの広がる学校。本作では鏡の世界に引き込まれてしまった女性教師と子ども達が恐怖体験を味わいます。ただ逃げるだけでなく、戦う場面・手を取り合う場面もありました。4作品の中ではコメディ要素も強かったのかな?と感じました。

現実に戻れた…!と思ったらまだ帰れてなかった時の怖さや、身近な人がのっぺらぼうになっているシーンは「ひえぇー」と感じました。映画だけでなく漫画版も見ましたが、怖い形相ではないのに迫ってこられたら絶対怖いですよね…。よく知っている怪談なのに、映画のリアルさがすごかった。
母親の再婚だったり、急に引っ越しをせまられたことで葛藤する子どもも登場していて、重たい要素もあるのか…と最初はありましたが、怪異に一緒に巻き込まれたことで気付けたこともあったみたいです。

学校の怪談4(1999年)

シリーズの最終作です。海辺の小学校で昔…かくれんぼをして遊んでいた子どもたちが津波に襲われる。時は流れて現在…夏休みを利用して海辺の町に暮らす従姉の家にやってきた小学生の兄弟だったが、町では子どもたちが次々と姿を消す事件が起きていく…。

昔の津波で犠牲になった子ども達がジワリと忍び寄って来る…。自分の日常に怖さが忍び寄っている感じがありました。
夢の中で幽霊に誘われるシーンや、白黒写真の子ども達がけっこう怖いと感じ、シリーズの中では一番ホラー要素が強いように感じました。
津波の被害から逃れたという老人に事件のヒントをもらえないかと会いに行こうとするも、その何度も話をしていた老人が既に亡くなっていたことが判明。主人公はまだ小さいのに兄たちを助けようと頑張る姿もすてきでした。

かくれんぼを終わらせるために…。海の中の学校でかくれんぼを再開。骨状の魚がフヨフヨと泳いでいたり、ボロボロの校舎がすごく雰囲気が出ていて良かったです。
前3作は学校に閉じ込められた全員が奮闘するものでしたが、今作では子どもがだんだん消えていき、主人公が助けにに動くといった流れでした。

今まで登場してきた花子さん、テケテケといった妖怪は登場しないのは残念でしたが、ゾクッとする怪談として楽しめました。


学校という身近な場所での非日常体験

このシリーズの魅力は、誰もが一度は体験したことのある「学校」を舞台に、ありえない恐怖体験が展開される点にあります。怖いのにどこか懐かしい、そして最後には希望があるストーリー構成が、子どもから大人まで幅広く支持されました。家族との絆や友情、成長が感じられる要素もしっかりあって、満足感がしっかりありました。
大人が観るようなガッツリホラーではないけれど、残酷シーンもないので子どもと一緒に鑑賞するのも!
良く知っている怪談だからこそ、「身近にいるかも」と想像してしまったり、ハラハラする感覚が冒険をしているようで楽しめます。

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