残穢〜住んではいけない部屋〜映画感想

ホラー映画手紙

※この記事はアフィリエイト広告を含みます

今回は印象に強く残った映画…残穢〜住んではいけない部屋〜の感想です。
怖がりだけどホラー好き。怖い物見たさ(?)からか小さい頃からホラー漫画も見ていました。
ぬ~べ~とかゴーストハントとか。

笹菜

「怖いのじゃなくて笑えるのにすればいいのに」と親からよく言われたんだよね…。
だって気になるんだもん。

失礼ながら、監督や原作者名をそんなにチェックしていない私でしたが…。原作者が小野不由美さんなことに遅れて気が付き感動。小さいはゴーストハントをよく見ていたので、この作品も観れて嬉しかったです。
なかよしで連載されていたゴーストハントも、ただお化けが出て怖いだけでは無く、化学調査をしながら事件の真相を探っていく…といったおもしろさが好きでした。漫画でも、ぞくっとする場面が多くあり、小さい頃は漫画を慌てて閉じることもあった思い出が。(汗)
漫画で読んでいましたが、ゴーストハントは小説版も出ていたのでこちらもおすすめです。
ホラーミステリーとしてとても読み応えがあります。

残穢のあらすじ
小説家の「私」(竹内結子)は、読者からの手紙をきっかけに、あるマンションの部屋で起こる奇妙な現象について調査を始める。その部屋に住む久保(橋本愛)は、夜になると奇妙な「音」が聞こえるという。調査を進めるうちに、その部屋だけでなく、過去に同じ場所で起こった数々の怪異や事件が次々と明らかになっていく。やがて、「音」の正体と、それが引き寄せる恐ろしい因縁が浮かび上がる……。


見どころ
原作は小野不由美のホラー小説で、ドキュメンタリー風の語り口が特徴。映画もフィクションでありながら、本当にあった話のようなリアルな恐怖を演出している。
幽霊や怨霊だけでなく、土地に残る「穢れ(けがれ)」が引き起こす怪異を描いており、日本の怪談文化に深く根ざした恐怖が味わえる。
「最初は小さな違和感から、次第に大きな恐怖へと繋がる」巧妙なストーリー展開が魅力。ホラーが苦手な人でも楽しめる“ジワジワ系”の怖さ。

公開: 2016年1月30日
監督: 中村義洋
原作: 小野不由美『残穢』
主演: 竹内結子、橋本愛

Amazonプライムビデオでも観れますが、小説もあるのでじっくり読むのも↓

キャスト

  • 私(小説家): 竹内結子
  • 久保さん(読者の女性): 橋本愛
  • 三澤徹夫(オカルト研究家): 坂口健太郎
  • 平岡芳明(映像作家): 滝藤賢一
  • 児玉(怪異の調査を手伝う男性): 佐々木蔵之介

感想
本作は、派手なホラー演出やジャンプスケア(突然驚かせる演出)を使わず、「得体の知れない恐怖」がじわじわと迫ってくる作品。ミステリー要素も強く、「この恐怖はどこから来たのか?」を探る過程がおもしろいです。ホラー好きだけでなく、怪談や都市伝説が好きな人にもおすすめです。

部屋に怪異が起こって調査を始めますが、探っていくとその部屋限定のものでなく、土地に関係がある話だった。
マンションんの部屋で異音がする。お隣さんの様子がだんだんおかしくなっている…。
「こんなおかしな話があった。」「ゴミ屋敷のあの人が…」「床下から声が…」と、いろんな人に話を聞くのですが、実はたどっていくと同じ話に行きつく所もじわじわと恐怖を感じました。

その土地に関わった家系を調査する中で、住職さんから話を聞くのですが、ラストでこの住職さんがあるものを隠していることも不思議でした。呪いの呪物だったから安易に人に見せるものでは無かったからか?

床下にいるらしいネコとおしゃべりしているつもりだったおばあちゃんの話…。
「本当にネコと話してたんでしょうか?」
(暗がりでしゃべる男の影)
いやこわいこわい!!

炭鉱での事故を思い起こすシーン。遠くから迫ってくるのは逃げる炭鉱夫達なのですが、火に焼かれていく場面がグロさとかはないのですがキツイ。この大勢亡くなった炭鉱事故の後から、ゴーーという風音や黒い影が生きている人たちにも迫るようになっていました。

調査をしていくとキリが無いほどに関連話が出てくるのですが、最終的には真相を解明というより調査を止める形で決着。みんながそれぞれの日常に戻ってめでたしめでたし…。

ではないんですよね。

日常に戻ったと思ったらまだ終わってない…という最後の怖さも後を引きます。最後の最後でお化け登場!?
穢れに触れた…話を聞いた関係者にも恐怖がやってきました。

2025年3月時点で、Amazonプライムビデオでも観れますが、小説もあるのでじっくり読むのも↓


小野不由美さんの十二国記シリーズの紹介記事はこちらから

  • URLをコピーしました!
目次