ミュージカル化に歓喜!十二国記シリーズのおさらい

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十二国記という作品をご存知でしょうか?この名作は小説として誕生し、後にアニメ化され多くの人々に感動を与えてきました。ファンタジーの世界で織り成す壮大な物語、魅力的なキャラクターたちによって、多くの読者や視聴者の心に深く刻まれています。2025年にはミュージカルとして新たな命を吹き込まれ、再び多くのファンを魅了することでしょう。

異世界での冒険や試練を通して、登場人物たちが自身の成長や自分らしさを見つけていく姿は、読者にも深い共感と心の成長を促してくれるのです。このたびのミュージカル化にあたって、どのように舞台で演じられるのか今からとても楽しみです。

目次

十二国記とは

『十二国記』は、小野不由美による日本の大河ファンタジー小説シリーズです。架空の異世界「十二国」を舞台にした壮大な物語です。1991年に第1作『魔性の子』が刊行されて以来、多くの読者を魅了し続けています。

現実世界とは異なる法則で成り立つ異世界で、十二の国々が存在し、それぞれに王と麒麟(きりん)が治めています。麒麟は天意を受けて王を選び、国を平和に導く役割を持ちます。物語では、異世界に召喚された日本人や、十二国に生きる人々の葛藤や成長が描かれます。

小説シリーズ

  1. 『魔性の子』(1991年)
    異世界に通じる要素を含む前日譚的な作品。現代日本を舞台にし、不思議な少年・高里要を巡るミステリアスな物語。
  2. 『月の影 影の海』(1992年)
    主人公の中嶋陽子が十二国の一つ「慶」に召喚され、過酷な運命に立ち向かう冒険が描かれます。
  3. 『風の海 迷宮の岸』(1993年)
    「泰」の麒麟・泰麒)が王を探す過程を描く、儚くも感動的な物語。
  4. 風の万里 黎明の空』(1994年)
    王となった陽子が、国を立て直すために奮闘する。祥瓊、鈴といった他の視点からも慶国の問題が描かれる。陽子の「真の王」としての成長が見どころ。
  5. 『東の海神 西の滄海』(1994年)
    「延」の国を舞台に、若き王・尚隆と麒麟・六太の絆が描かれる、友情と統治をテーマにした作品。
  6. 図南の翼』(1996年)
    十二国記では珍しい「女性が自ら王を目指す」物語。12歳の少女・珠晶が、自分の意志で恭国の王を目指し、険しい旅に出る。
  7. 華胥の幽夢』(2001年)※短編集
  8. 『黄昏の岸 暁の天』(2001年
    戴国の王・驍宗が失踪し、泰麒も行方不明に。陽子や尚隆が動き出し、泰麒の行方を追う物語。
  9. 『白銀の墟 玄の月』(2019年)
    長年の沈黙を破り刊行された、シリーズ最新作。失踪した泰麒を巡る「戴(たい)」の国の再興を目指す壮大な物語。

読み始めた当時は高校生でしたが、たくさんの漢字に苦戦しながらも夢中で読んでいました。政治的な策略、陰謀もありますが、主人公達の葛藤や成長に感動させられました。

アニメ化・メディア展開

2002年にはNHKでアニメ化され、ファン層をさらに拡大しました。緻密な世界観とキャラクターの心理描写が評価されています。陽子もですが、祥瓊や鈴も成長して(葛藤や苦難を乗り越えて)どんどん表情が良いものになっていきます。

アニメは主人公だけが十二国に呼ばれるのではなく、同級生も連れて行かれる事になっていてオリジナル要素もあってこちらも面白かったです。
音楽もアニメーションも迫力があってとても引き込まれました。

月の影 影の海(第1話~第14話)
主人公・中嶋陽子が異世界「十二国」に召喚される。裏切られ、苦難の中で成長し、慶国の王として成長していく。
アニメ版では、陽子が召喚される前の日常が詳しく描かれている。

風の海 迷宮の岸(第15話~第21話)
戴国の麒麟・泰麒の物語。異世界から迷い込んだ日本の少年が麒麟であることを知り、王を選ぶ使命を負う。

風の万里 黎明の空(第22話~第39話)
王となった陽子が、慶国の政治改革に乗り出す。民の苦しみを知り、真の王として国を立て直していく。 アニメ版では、祥瓊や鈴のエピソードがより詳しく描かれている。

アニメオリジナルストーリー(第40話~第45話)
十二国の世界観を補足する形で描かれた作品。

オープニング:「十二幻夢曲」(作曲:梁邦彦)
エンディング:「月迷風影」(歌:有坂美香)

    ドラマCDでは書下ろしのエピソード3編と、OPテーマ、EDテーマの各TVバージョンも収録されています↓

    2025年12月ミュージカル化

    十二国記-月の影 影の海-が東京・日生劇場で上演されます。
    チケット情報など詳しい事はこれからですが、主人公の陽子を2人の女優さんが演じるとの事でとても楽しみです。

    2025年12月  東京 日生劇場

    2026年1月・2月  全国ツアー(福岡・大阪・愛知)も決定

    小説やアニメとは違い、その場の空気や緊張感を体感できること。目の前で繰り広げられる生の演技が楽しめます。
    キャストさんの熱演が物語をリアルに再現してくれるのもミュージカルの魅力ですよね。

    十二国記の小説をまだ読まれていない方、ぜひ読んでみてください

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