明るいアニメのイメージがある忍たま乱太郎でしたが、観てみると想像以上に戦闘シーンやハラハラさせてくれました。何年か前に小説で出たこの作品を読んで夢中になりましたが、「シリアスだしお話長いからアニメ化はされないんだろうな…」とその時は思っていたのですが。
予告を見た時に「映画化!!??」と大喜びでした。
※ネタバレは控えめにしてありますが、まだ観ていない方は注意です。
小説を読んでいたので流れは分かっていましたが、映画オリジナルの要素も盛り込まれていてとても楽しめました。
普段とは違うシリアスな忍たまを楽しめるので、小説を読むのもおすすめです。
映画の感想としては…とても見ごたえがあって楽しめました!
きり丸と土井先生の絆にほっこりあたたかくなったり、必死で呼びかける姿に泣かされたり。
シリアスな感じが強いと思っていたのですが、ちゃんと忍たまのコミカルさも感じられました。
過去の戦の描写などはぼかして表現されていて、ちゃんと子どもでも楽しめるアニメだと思いました。
そして改めては組は実戦に強いと感じました。いざという時には協力して仲間のために動きます。個性豊かなキャラクターの多い忍たまですが、どの子も可愛いしかっこよかったです。
全学年の忍たまが活躍…というわけでは無かったですが、ちらりと登場。
雑渡さんと諸泉の先生の代役。最初から笑いが止まりません。あのシーンは繰り返し観たいくらい。やっぱり雑渡さんはメチャクチャ強いんですね。人に物を教えるって大変なことなんだな…とこちらも勉強になりました。(笑) 子ども達が分かりやすいように生徒の中に混ざって質問をしてくれる雑渡君。たじたじなS君。
は組のお約束もしっかりありました。今回の元凶S君、しっかり痛い(怖い)目にあっていました。
普段は迷惑な思い付きでみんなを振り回す学園長先生が、すごく良い教育者だと感じました。
主に捜索に動くのは山田先生でしたが、学園の先生方も心配して見守るシーンも。下級生たちに気取られないように隠そうと動く大人はさすがでした。(隠さないおバカさんもいましたが…。だから「まだまだだね」と言われるんだ。)
六年生の先輩も大活躍で、情報収集から戦闘まで。前作の映画でも活躍していましたが、前作以上にハラハラ。手に汗握ってました。慕っている先生が生死不明で動揺が隠せない場面は切なかった。
5年生もしっかり活躍していて、ドクタケを欺いて忍者やっていました。
あんなに激しい戦いはアニメでは観たことがなかったしケガはするし。保健委員長もあんなに活躍し…、あっ、不運。(涙)
山田先生も土井先生を必ず取り戻すと強い決意で活躍するし、利吉君もすごかった。動揺してもすぐ切り替えられるのがさすが。最後の利吉君のセリフに心の中で叫びました。『ラストにその呼び方ですかぁ??!!』
映画の最初のある場面で、「何で川にボールなんか浮かんでるの??」と不思議なシーンがあったけど、なぜ天鬼になってしまったのか分かると「S君だけのせいでは無かったのか…?」とも思ってしまった。(あれは最強の不運では…)
ドクタケの皆さん、稗田さんのむちゃぶりに振り回されて大変だなあ…と思ったら、子どもに手を出させようとする卑劣な命令にドン引きしてました。そりゃそうだよね。仲間にもひかれてるよ?最後にはほっとしているドクタケ忍者さんの姿を見ると、極悪人ではないんだよなぁと思ってしまいます。
私が出かけたのは初日でしたが、なんと入場者プレゼント第二弾もあると発表され、また観に行きたい気持ちが増します。どうしよう…(汗)情報は映画の公式サイトより
こうして人を誘うなんてすごい戦略ですね。行きたい…。