足の不自由な兄と一緒に、掛川駅から神奈川県の新高島駅まで電車で出かけました。
今回利用したのは、掛川駅から新幹線で新横浜駅へ行き、JR横浜線で菊名駅へ。そこから東急東横線・みなとみらい線を利用して新高島駅へ向かうルートです。
初めて利用する駅もあり、兄と一緒なので移動にも時間がかかります。そのため事前に乗り換え方法やホーム、エレベーターの場所などもかなり調べてから出かけました。
乗換案内アプリで歩く速度も『かなりゆっくり』に設定していたので、これなら大丈夫だろうと思っていたのですが……。実際に行ってみると、思っていた以上にハラハラする場面がありました。
今回は、障害者割引を利用しながら実際に掛川から新高島まで移動して、私自身が迷ったことや「こうしておけばよかった」と感じたことを体験談としてまとめます。
今さらかもしれませんが、ICカードと紙の切符では料金に違いがあるということにも、今回ようやく気がつきました。
「乗り換え10分」ではかなりギリギリだった
今回の移動では、乗り換えにおよそ10分使えるように予定を立てていました。
乗換案内アプリで歩く速度を『かなりゆっくり』に設定し、駅の構内図なども確認していました。そのため10分ほどあれば移動できるだろうと思っていました。
ところが、実際に兄と一緒に歩いてみるとかなりギリギリでした。
初めて利用する駅では、案内表示があっても「本当にこっちでいいのかな?」と何度も確認します。事前に地図で見ていたエレベーターも、実際に駅へ行ってみると思っていたより距離がありました。
兄のペースに合わせてゆっくり歩きながら、案内板を見て移動します。エレベーターは、大きなスーツケースを持った人なども利用するため、混雑しているとすぐに乗れないこともあります。
今回実際に移動してみて、私たちの場合は乗り換えに10分ではなく、20分くらいの余裕が必要だと感じました。
アプリで下調べをしたつもりでいましたが、足の不自由な兄との移動に時間がかかったり、切符がスムーズに買えなかったりして、10分ではかなり厳しかったです。
次に同じような移動をするときには、乗り換え時間をもっと長めに取ろうと思います。
切符の購入で困惑。ICカードと切符の料金の違い
菊名駅ではJR横浜線から東急東横線方面へ乗り換えます。
掛川から新横浜までの新幹線と、新横浜から菊名までの切符はJRの駅で事前に購入できたのですが、菊名から先の切符は菊名駅で購入する必要がありました。
障害者手帳による割引を利用するため、駅員さんのところへ向かいました。
乗り換え時間にもあまり余裕がなかったので、券売機で迷うより駅員さんに手続きしてもらえるほうがずっと早いと思っていました。
すると、「こちらは券売機で子ども料金の切符を買えば大丈夫ですよ」と案内されました。私自身も『そうなんだ。それなら簡単に買えそう』と軽い気持ちで券売機へ向かったのですが……。
事前に乗換案内アプリで調べたとき、菊名駅から新高島駅までの運賃は373円と表示されていたと記憶していました。ところが券売機を見ると、私が探していた373円がありません。
「380円……?」
しかも〈東急線〉〈他社線へのきっぷ〉といったボタンがあり、ここでも困惑しました。
駅員さんのところへ戻って相談する時間もなかったので、戸惑いながらも380円の切符を購入しました。後になって、料金が違っていた理由が分かりました。
乗換案内アプリで私が見ていたのは、SuicaやPASMO、ICOCAなどの交通系ICカードを利用した場合の運賃でした。一方、今回は券売機で紙の切符を購入するため、表示される運賃が違っていたのです。
私は普段それほど頻繁に電車を利用するわけではなく、乗るときには交通系ICカードを使っていました。そのため、ICカードと紙の切符で運賃が違うことに今回初めて気がつきました。
改めて乗換案内アプリをよく見ると、ICカードを利用した場合と切符を購入した場合で、運賃表示を切り替えられるようになっていました。
知っている人には当たり前のことなのかもしれませんが、普段ICカードばかり使っている私には盲点でした。
新高島駅に到着するも改札でエラー
切符を購入して電車に乗り、新高島駅まで到着しました。
これで一安心……と思ったところで、今度は改札機でエラーになりました。
「不安だらけの切符購入だったから、やっぱり何か間違えていた……?」
駅員さんに確認してもらったところ、料金が不足していたわけではありませんでした。問題は、購入した切符が新高島駅までそのまま利用できる切符になっていなかったことでした。
菊名駅から乗車すると東急東横線を走りますが、横浜駅から先の新高島駅は「みなとみらい線」です。電車はそのまま直通するため、乗っている私たちは横浜駅で電車を降りて乗り換えるわけではありません。
ところが、路線としては横浜駅を境に鉄道会社が変わります。
掛川で新幹線の切符を購入するときにも簡単な説明を受けましたが、私はその仕組みをよく理解していませんでした。
菊名駅の券売機では、単純に同じ金額の切符を選ぶのではなく、「他社線へのきっぷ」などの項目からみなとみらい線方面を選び、新高島駅まで利用できる切符を購入する必要があったようです。
新高島駅に到着後、駅員さんから説明を聞いたときには正直よく理解できなかったのですが、あとから整理してようやく「そういうことだったのか」と分かりました。
今回は必要な金額自体は足りていたため、駅員さんに対応していただき、無事に改札を出ることができました。
帰りも時間に余裕があるか不安だったので、改札を出てからすぐに帰りの分の切符も買うことにしました。
すると、たった今対応してくれた駅員さんが来てくださり、新高島駅から菊名駅までの帰りの切符についても、購入方法を一緒に確認してくれました。
笹菜とてもありがたかったです。
「子ども料金で」と言われたあと、もう一歩聞けばよかった
今回振り返ってみて、菊名駅で駅員さんから「券売機で子ども料金の切符を購入すれば大丈夫ですよ」と言われたときに、もう一歩踏み込んで聞けばよかったと思いました。
「初めて利用するのでよく分かりません。新高島まで行くには、券売機のどこを選べばいいですか?」
と、ここまで確認していれば、切符の購入で迷わずに済んだかもしれません。そのためにも、やはり乗り換えには時間の余裕が必要でした。
東急東横線からみなとみらい線へ直通するという、私には馴染みのない路線で戸惑ったからこそ、分からないことはその場できちんと尋ねることが大事だと感じました。
分からないときには「この料金でいいですか?」だけではなく、「どのボタンから買えばいいですか?」まで聞いてしまったほうが早かったのですが、券売機と駅員さんのいる案内所を行ったり来たりする時間もなかったのが痛かったです。
下調べはしても、移動には余裕が必要だった
今回の移動では、かなり事前に調べたつもりでした。
乗換案内アプリを使い、歩く速度も『かなりゆっくり』に設定。駅の構内図を見て、エレベーターの位置や乗り換えるホームなども確認していました。
それでも実際に行ってみると、分からないことが次々と出てきました。
下調べをすることである程度のルートは把握できますが、西口・東口や1番出口など、複数の出口があると迷いがちです。駅には案内の看板も分かりやすく置かれているので、確認しながら進むことはできますが、駅によっては券売機やエレベーターの場所が分かりにくいこともあります。
そして紙の切符を購入したことで初めて、ICカードと運賃が違うことにも気づきました。さらに、同じ電車に乗ったままでも途中から鉄道会社が変わる場合があり、切符の買い方にも注意が必要だということも知りました。
この日のスケジュールは朝から帰りまで、あまり時間に余裕がない状態でした。
乗り換え方法や改札の場所なども事前に調べていたため、「これだけ調べておけば大丈夫だろう」と考えていました。
しかし今回の経験から、私たちの場合は乗り換え時間を10分ではなく、20分くらい確保しておいたほうが安心だったと思いました。
ハラハラする移動になりましたが、実際に行ったからこそ分かったこともたくさんありました。
これからは、初めて利用する駅や路線では「間に合う時間」ではなく、確認したり迷ったりする時間も含めて、余裕を持った予定を立てたいと思います。