2024年7月26日に公開された、劇場版モノノ怪。
この作品の事を知ったのは3年程前でしたが、劇場版も出ると聞いてずっと楽しみにしていました。予告を見た時からテンション上がっていました。
「公開されたら即行くぞ!」の気持ちで待機していましたが、何かと立て込んで行けたのは始まって2週間後。(涙)
こちらは映画を観た感想です。 ※ネタバレを含みます。
映像もとにかく色鮮やかでとても惹かれました。深夜アニメ版もすごいと思いましたが、映画版ではさらに色彩が鮮やかですごかったです。(長時間見ていると目がチカチカするかも?)
深夜アニメ版からファンで、漫画もすべて目を通してきた身としては、大スクリーンの中で動く薬売りの活躍に大満足でした。薬売りの衣装や声優さんはアニメ版と変わっていましたが、これはこれでとても素敵でした。
アニメ版にもありましたが、香りの表現の仕方も楽しかったです。目で見える形の表現が面白い!いい香り・不快な香りなど。
予告から、物語の舞台が大奥という事で女の争い…というのは想像していましたが…。人間の本質やその奥底にある「欲望」がどのように人を変えていくのかが印象的でした。
作品紹介にも記載がありましたが、『集団に染まることを強いられる生き辛さ、という現代にも通じる普遍的なテーマ』。集団での生活を求められる以上、自分らしさは押し殺さないといけない点が重なりますね。
色鮮やかで明るいイメージですが、その中に忍び寄る何かの怖さや緊張感。謎を解き明かしていく面白さも楽しめました。
憧れの大奥に来れて舞い上がるカメに、『もうちょっと緊張感持ったほうが良いのでは!?』とハラハラ。あれでは指導についた側も焦る。そして言われた仕事ができていない…。
反対にアサはバリバリ仕事ができてどんどん出世。『来たばかりなのに、そんなに大役を任せられるの!?』と感じる場面もありました。厳しい環境ではありながらも二人の仲は良く、物語の最初から最後まで仲良し。
小説版ではアサの過去や想いについても語られていたので、さらに物語を楽しめました。
特に、映画を一回観ただけではよくわからなかった部分もあったので、小説を読み直して納得した部分もありました。
主題歌(Love Sick)のせつない感じが、すごく映画に合っていました。歌は大好きなのですが、エンドロールの映像で一つの部屋を延々と映している状態だったので、欲を言うともう少し他の部屋だったり変化があるといいな…と感じてしまいました。
今回の映画で唐傘の事件は解決できたのですが、続編もあるとのことで…!
お水さまの儀式やアサ達のその後など…謎が残ったままの部分も気になるところです。
おそらくそのまま舞台は大奥。…ですよね?
次回作の火鼠も楽しみにしています!
公式のHP情報によると、『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』の公開が、2025年3月14日(金)になったそうです。
『劇場版モノノ怪 唐傘』Netflix独占配信決定だそうで、改めてゆっくり観れるのも嬉しい情報でした。
モノノ怪作品は漫画だけでなく小説版もあったのでこちらも楽しめました。
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いや~
難しい名前がたくさんで覚えるのに苦労し……。
もっと漢字の勉強をします。