死霊館「最後の儀式」|感想(ネタバレあり)

鏡

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長年続いてきた「死霊館」シリーズの集大成とも言える『最後の儀式』。これまでの作品を観てきた方にはたまらない演出が詰め込まれていますが、シリーズを知らない方でも十分に楽しめる構成になっています。
ただ怖いだけでは無く、エドとロレイン・ウォーレン夫妻の人間的な温かさにホッとしたり、たくさんのハラハラ…スリルを楽しめました。

※この記事ではネタバレがありますのでダメな方はゴメンナサイ。

目次

死霊館シリーズ

「死霊館」シリーズの中心人物である超常現象研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻の“最後の戦い”を描いた物語。実在の事件に基づいた緊迫感あるストーリー。登場人物も、これまでのシリーズを観てきた人にとっては感慨深い内容です。

「死霊館」シリーズは、スピンオフを含めるとこれだけの作品が出ていました。(実はこれもそうだったんだ!?とあ後から知ったり…)
以下は代表的なタイトルとその簡単な内容です。

◆ メインシリーズ

  1. 『死霊館』(2013)
     すべての始まり。ウォーレン夫妻がペロン一家の家に潜む悪霊と対峙。
  2. 『死霊館 エンフィールド事件』(2016)
     イギリスで起きた少女のポルターガイスト事件を描写。
  3. 『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』(2021)
     殺人事件をめぐる、史上初の「悪魔憑き無罪」裁判に関する実話。

◆ スピンオフ作品

  • 『アナベル』シリーズ
     呪われた人形アナベルの起源と恐怖を描く。
  • 『ラ・ヨローナ ~泣く女~』
     ラテンアメリカの伝承を基にしたスピンオフ。
  • 『死霊館のシスター』シリーズ
     悪魔“ヴァラク”の起源を描いた作品群。

こんな商品もあるんですね。怖い(汗)

『死霊館 最後の儀式』あらすじ

出産を来月に控えたロレイン、エド達がある心霊相談を受けているところから。心配するエドに大丈夫だと告げ、ロレインが霊との交信を試みますが、大きな鏡を前にした時、体に異変を感じます。
急ぎ病院へ向かい分娩室へと運ばれるロレインでしたが、鏡に感じたナニカの気配がココにも迫っており、必死にエドを呼んでいました。
部屋の電気も消え、医師たちが必死に赤ん坊を取り上げますが、泣き声が上がりません。娘が死産であったことにショックを受ける2人。動かない赤ん坊を胸に抱き必死に祈っていた二人にこたえるように、赤ん坊が産声を上げました。
危機を乗り越え、すくすくと成長していくジュディを大事に育てるロレイン達。しかしジュディも怖い何かの気配を幼い頃から感じてしまい、母親相談してきます。ロレインは「見ないものとして振る舞う」事を歌とともに教えました。

1986年、ペンシルベニア。スマール家の次女・ヘザーは堅信を受けますが、祖父母から祝いのプレゼントとして贈られたのはあの大きな鏡でした。お礼を言いつつも表情が硬いヘザー。お祝いのケーキを吹き消そうとし時、なぜか先にロウソクが消えてしまったうえ、ハプニングによりケガを負ってしまいます。
それからも鏡を不気味に思っていたヘザーは、姉のドーンと協力してこっそりゴミに出します。ゴミ収集車に入れられ粉々になる鏡でしたが、なぜかドーンがむせて大量の血を吐き出しました。
さらにこの家では不可解な現象が度々起こり、家族がどんどん追い詰められていきます。
あまりの被害にTVでも訴えかける家族ですが、集まるのは野次馬ばかりで助けは期待できません…。

心霊相談からは離れ、大学で教える生活を送っているウォーレン夫妻。エドは心臓を悪くしている為油断できない状態だと医者から告げられます。
娘のジュディは素敵な女性へと成長していましたが、ロレイン同様、霊的な何かが見えている様子で必死で見ないふりをしていました。

エドの誕生パーティーには、ジュディの恋人トニーも一緒に参加。彼氏の存在を素直に喜べないエドでしたが、ジュディが席を外した時に、本気でプロポーズを考えていることを告げられます。エドは渋っていましたが、そこにジュディがやってきて指輪を発見。動揺しつつもしっかりプロポーズ本番と言う流れに。

ウォーレン一家とも親しい関係であったゴードン神父はスマール家の件を話そうとしますが、ロレイン達は引退したことを告げます。
ゴードン神父は困っている一家を放ってはおけず、教会には知らせず単独で向かいます。家の異様さを感じ、教会に助けを求めに行ったゴードン神父でしたが、教会にまで異変が追ってきていました。迫ってくる何かに必死に十字架を向けるも燃えてしまい、何かの力にあてられたのか彼はそのまま自殺をしてしまいました。

良き友人であり仕事仲間でもあったゴードン神父の死に、ウォーレン一家は深く悲しみます。ジュディはゴードン神父の棺に触れ、何かを感じ取りました。葬儀に参加していた神父から、ゴードン神父がどこで亡くなったのかを聞き、ジュデはペンシルベニア…スマール家に何かあると考え一人で向かってしまいます。

ロレインは不吉なビジョンを見て、ジュディの身に危険が迫っているのを感じ、トニーも連れて三人でスマール家へと向かいます。
「ウォーレン夫妻が来てくれた」と喜ぶスマール家の人々。しかしエド達はジュディを連れて帰ろうとします。
この家の人たちはこんなに困っている…「助けないの?」とジュディは両親を問い詰めます。ジュディの必死の訴えにウォーレン夫妻も折れ、調査をする事を決めました。

調査をしていくと、ジュディも何かに呼ばれるようになります。アナベルの影が迫ったり、ひどい不調に襲われたりと事態は深刻に。
そうして以前、姉妹が捨てたはずの鏡が屋根裏に置かれているのを発見。その鏡は、まだ若く経験も浅いウォーレン夫妻が途中で手を引いた事件の鏡でした。

エドは鏡を自分の家で封印させるために運び出そうとしました。しかし鏡の中の邪悪な存在が邪魔をし、ジュディに取り憑きます。エドは必死に娘に呼びかけますが、発作が起きて倒れてしまいます。
ロレインは地下に閉じ込められ、車を用意しに行ったトニーは霊に邪魔されてしまいます。
なんとか屋根裏に向かうとジュディが首を吊ってしまっており、必死にロープを切るエド達。なんとか息を吹き返したジュディでしたが、今度はあの鏡が物理的に襲ってきます。

ずっと怖いものを見ないように娘に教えてきたロレインでしたが、逃げずに見ることを告げます。
ジュディはしっかりと鏡に向き合い、家族で立ち向かうのでした。

そうしてエドは鏡を持ち帰り、家の保管庫に納めます。その鍵をトニーに渡し「君も家族だ」と告げました。

感想

悪魔や霊の怖さ、ハラハラ感もやっぱりすごかったです。ホラー映画だけど、家族の絆や幸せも詰め込まれているので、ただ怖いだけでなくすごく満足感がありました。
エンフィールド事件の様に、明確に悪魔の正体が判明するわけではないので、正直あの鏡の悪魔は何だったんだ?ゴードン神父もあの悪魔の力に影響を受けてしまったの?という曖昧な感じもありましたが…。

あの恐怖の鏡…。若き日のロレインさん、身重の体で調査してるから映画の冒頭部分から本当にハラハラしてしまいましたし「自宅で安静にしてくださいなと!」思ってしまった。全ての調査が怖い体験と言うわけでは無いかもしれないけど。絶対何か起こるって…。
産気づいてしまって急遽病院で出産となるも、停電するわなんかヤバいのが見えるわ。
願いが通じて娘も息を吹き返し何とか危機を乗り越えて一安心。今までのシリーズでも登場していたジュディだけど、こんなに大変なことがあったとは…。

けっきょくあの鏡はどうなったの?と言う疑問を抱えたままスマール家の大家族へ話が移ります。娘へのお祝いにと出てきたのはあの鏡。骨董品としてすごいものなのかもしれないけれど、ヒビのはいった鏡をプレゼントというのもどうなんだ?と思ったけど…。その後、こっそり姉妹で粗大ごみに出しているのもすごいなぁ~。

スマール家で起きる怪異…。「こんなホラー演出が来るのかなあ」と想像つくものもありましたが、予想できない恐怖演出もガッツリあったのですごかった…!
子どもがいたずらしていると思ったら誰もいない。きっと姉妹がいたずらをしたのだろうと思ったら、「あんたかーい!??」という場面まで。
子ども達が遊んでいるおもちゃもなんだか不気味に見えてしょうがない…。
おまけに斧を手にした不気味な大男まででるし、『いないいないばあ』が得意なおばあちゃんもでてくるし。強烈でしたね。
登場した悪霊の顔は強烈で怖かったけど、どこかあのシスターに似ていて…。 ”ヴァラク”メイク?と思ってしまった。

トニーという彼氏を認めたくない(?)エドだったけれど、彼の真摯な姿勢・彼女への想いを打ち明けられ、これに反対はできませんね。今はまだプロポーズを認められない…と渋っていたらジュディが指輪を見つけて歓喜。そのままプロポーズ。
パパ…複雑かもだけど。(笑)

ゴードン神父の死に疑問を感じたことでジュディがスマール家に向かうわけですが、再びあの鏡(悪霊)と向き合う事になりました。出産の時にも命の危機があったジュディでしたが、やっぱりずっと狙われていたのでしょうか?アナベルの影もせまったり、憑依されて本当に危険な状況に追い込まれたりと、観ている心情としてはもう親のような焦りと言いますか…。「誰か早く助けてー!!」とハラハラ。
さらに鏡が物理攻撃までしてくるからあのシーンはちょい笑ってしまった…。エドの聖書も炎上して「ダメか!?」と思ったらこっちも炎上聖書を叩きつけてたつぉい。
追い込まれてしまうもロレインが娘に向き合う事を話し、家族で打ち勝てたのが感動だった…。

誕生パーティーでもそうだったけれど、ジュディの結婚式では過去作で登場した懐かしの人たちも登場するので、シリーズを観てきたファンとしては嬉しいシーン。
祝福され幸せいっぱいなラストに、ホラー映画だけどすごく温かな気分でした。


こんな商品もあるのか~

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