チェーンソーマン「レゼ編」|映画感想(ネタバレ)

花とコーヒーカップ

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待望の映画化となった『チェンソーマン レゼ編』を鑑賞してきました。
アクションと衝撃展開だけでなく、「感情」や「心の揺れ動き」に焦点が当たったエピソードとして、多くのファンに刺さる内容だったのではないでしょうか。
予告から米津さんの曲にめっちゃ惹かれましたが、戦いの迫力からキャラクターの魅力まで本当にすごかったです。
本記事では、監督やキャストの紹介、そしてネタバレを含むストーリー解説をお届けします。

※この記事ではネタバレがありますのでダメな方はゴメンナサイ。

目次

原作・声優陣・入場特典について

今回映画化された「レゼ編」は、藤本タツキ先生原作の漫画『チェンソーマン』第5巻〜6巻に該当するエピソードです。
レゼという謎めいた少女との邂逅と別れを描いた、美しくも切ない短編的な物語が特徴です。

声優陣の演技も圧巻でした。

  • デンジ:戸谷菊之介さん
  • レゼ:上田麗奈さん
  • マキマ:楠木ともりさん
  • パワー:ファイルーズあいさん

特に上田麗奈さんの演じるレゼは、可愛さと狂気を兼ね備えた難しい役どころながら、見事な表現力で観客を引き込んでいました。


第1弾入場特典
描き下ろし表紙カバーイラスト付きの小冊子「恋・花・チェンソー・ガイド」。
描き下ろし4コマ漫画、ネーム・下書きの一部を特別公開したメイキング解説。設定や絵コンテなどが収録されている。

この小冊子、もらえてよかった。映画の後にじっくり見ましたが内容詰め込まれ過ぎでは?と驚きました。
今の映画の特典、第4弾まであったりするから手に入れるためにはまた観に行かないといけません…。確かにまた観に行きたくはなるけれどお財布には厳しいなあ~(汗)

ストーリー

物語は、デンジ・パワー・アキの3人による「早川家のモーニングルーティン」から始まります。
前作の激闘の余韻を引きずりながらも、日常が戻ってきたかのような穏やかな時間――しかしそれも束の間、物語は新たな波乱へと進んでいきます。

パワーは血を摂りすぎた影響で一時離脱。代わりにデンジのバディとなったのが、サメの魔人・ビームです。めちゃくちゃテンション高い。
元気のなかったデンジだが、念願だったマキマとの映画デートに大喜び。
自分にも心があるんだと募金もできます。お礼でもらった花を食べてしまうという奇行に見ていた人は唖然。

レゼとの出会い・青春

雨の中、電話ボックスに逃げ込んだデンジが出会うのが、レゼ
笑顔で話しかけてくる彼女の明るさと親しみやすさに、徐々に惹かれていくデンジ。
レゼのバイト先のカフェに誘われたデンジは、気づけば毎日のように通うようになる。

学校に行ったことが無いというデンジを夜の学校に誘ったり、プールで泳ぎを教えてくれたりと青春映画のよう。
レゼはイソップ話しの田舎のネズミと都会のネズミ…どちらがいいかと質問をします。
貧しいが平和な田舎か、美味しいものが食べられるが危険の多い都会か…。自分の理想についての話でデンジとレゼの意見は分かれてしまいます。
そんな良い雰囲気の中…。デンジの心臓を狙う怪しい男が一人になったレゼを襲ってきます。屋上に逃げ、追い詰められたレゼでしたが、あっという間に男を倒してしまします。
レゼは近くに潜んでいた台風の悪魔に自分に従うように告げます。(顔見知りらしい?)

花火大会を満喫する2人。誰もいない穴場に来ると、レゼはデンジの境遇を案じて自分と一緒に逃げようと話します。レゼに好意を抱いていたデンジでしたが、今の生活が悪くないと感じている為ここを離れたくないと告げます。

戦闘
レゼがキスをして、崩れ落ちるデンジ。舌を切られ、容赦なく切りつけられてあっという間に窮地に立たされます。
ビームが救出に入り、なんとかアキのもとまで行くことができましたがすぐレゼに追い付かれます。
能力をフル活用できるレゼと、ただチェンソーを振り回すデンジ。一度は追い詰められてしまいますが、アキ達の助けもあり復活。
台風の悪魔まで参上して町はさらにすごいことに。
ビームからチェーンを使った応用について教えてもらい…
「こういう事だアーーーー!!」とビームの上に跨りました。
  (チギャウ…。)
天使君のツッコミも聞かずチェンソー様はそのまま戦闘へ。
鮫が走ってチェンソーがうなりをあげて、爆弾が爆ぜて…。映像が本当にすごい。


結末
レゼに勝つことができたデンジだったが、逃げるからと立ち去ろうとするレゼに、今度はデンジが一緒に逃げないかと声を掛ける。デンジを行動不能にして、冷たく突っぱねるレゼだったが、その後電車には乗らずに道を引き返す。
デンジが待っているはずの、かつてのバイト先の喫茶店へと向かうレゼ。
しかしあと一歩のところでマキマが現れ、抵抗むなしくレゼは倒されてしまいました。
初めて会ったときになんで殺さなかったのだろうと思い返すレゼ。喫茶店の中で待つデンジの後ろ姿を見つめていました。

感想

想像以上のすごさだった…!レゼにキュンキュンするし、戦闘のスケールのすごさ、演出もかっこいい。

OPのアイリスアウトはかっこいいし、かわいいポチタダンスに笑いが止まらなかった。
アイリスアウトについては、エンディングに流れるのかと思っていたから驚いた…。

早川家のほほえましいモーニングルーティン。3人で仲良く寝てるし、片付け、朝食、出勤と、見ていてうれしくなるシーンだった。嫌がるパワーを二人で引っ張っていくお兄ちゃんたちが素敵過ぎた…。

今回大活躍の鮫の悪魔・ビーム。デンジに邪険にされながらもじゃれていく姿が子犬みたいだった。テンションの高さもすごくて面白かったし、戦闘になっても大活躍。公式のキャラクター紹介でテンション高いってちゃんと書いてあった。
「チェンソー様最高!!」というあのとにかく元気な調子がすごく好きになりました。

偶然雨宿りで一緒になった素敵な少女。明らかに自分に気があるだろう様子。実はメチャクチャ強くてデンジの心臓を狙っているという冷酷な女の子だった。公安の訓練施設も容赦なく襲撃してくるし、残酷だし。
それなのに。それなのに、戦闘に突入しても言う事が全部可愛いのはナゼ!?戦っているのに言動がかわいいまんまなんです。

デンジはレゼから「逃げよう」と言われますが、今の生活をしながら、レゼと会うのはダメなのかと尋ねます。
アキたちとの暮らしが悪くない…としっかり思えているみたいで、最初の喧嘩をしていた頃を思うとすごく打ち解けられたんだなぁと感じました。

レゼとしては、きっと本心からデンジと一緒に逃げたいという気持ちもあったから、花火のシーンでも「逃げよう」と言ったんだと思いますし、ラスト…。電車に乗らず再びカフェへあと一歩のところまで来ていたことから、やぱり一緒に生きたい…と思っていたんだろうな、と切なくなりました。

そうしてエンディングのJANE DOE。「さよなら」「お願い~会いにきて」…と、本当に歌詞がキャラクターのつらい感情を表していました。歌声の切なさ、静寂もドキっとさせられました。
私静かな曲よりテンション高めの曲が好きなのですが、エンディングまで感動しました。
とても大満足な作品でした。





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