鬼滅の刃 無限城編 猗窩座再来|映画感想(ネタバレ)

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アニメ柱稽古編のラストからずっと待ち続けていた続きが、ようやく劇場で観れるようになりましたね。無限城に柱や隊士達が落とされるシーンの映像から作画がすごかったですが、やはり映画も期待を裏切らないクオリティでした。

※ネタバレがあるのでダメな方は注意

私は3日目の日曜日にでかけたのですが、予想に反して映画館は空いていました。

笹菜

ああ、ちょうどお昼の時間だし、まだ40分もあるもんね。

ネットで席は予約しましたが、映画館のスケジュール表を改めて見ると、鬼滅の上映回数がすごいことに!

こうしてみると他の作品との回数の違いがすごい。

時間をつぶして20分くらい前になるとアラビックリ。
入場口に人が大集合して動きずらいほどに…。やっぱり鬼滅すごい…。

今回はシートジャックでチケットを取ったので、キャラクターの座席カバーがついたイスに座れます。  

感想……


最高でした 

Screenshot

他のみなさんもそうですがたくさん写真を撮っていました。私の席は悲鳴嶼行冥さんでした。(南無…)

ストーリー

映画の冒頭では悲鳴嶼さんがお館様から作戦を託される場面から。
緊迫した音楽と、きれいな映像に最初から没入感がすごい無限城。落とされた柱や隊士達はそれぞれの場所で鬼との戦いをはじめますが、とにかくそこらじゅうからうじゃうじゃと。
着地の為に体性を何とかしようとする炭治郎でしたが、ここは義勇に救われます。
この映画では大きく分けると三つの戦いがあり…
蟲柱・胡蝶しのぶ vs 上弦の弐・童磨
我妻善逸 vs 新たな上弦の陸・獪岳
水柱・冨岡義勇&竈門炭治郎 vs 上弦の参・猗窩座…となっています。

はてしなく続く無限城に目が回りそうになりますが、新たにお館様となった産屋敷輝利哉(きりやとその妹のくいなとかなたによる“無限城攻略”進められていました。隠も大勢協力して、内部の見取り図を次々に作成していきます。
外では元・音柱の宇髄天元と、元・炎柱の煉󠄁獄槇寿郎が護衛についていました。

蟲柱・胡蝶しのぶ vs 上弦の弐・童磨
ここではしのぶが因縁の相手、姉を殺した鬼…童磨と戦います。改めて毒使いとしてのすごさと柱の強さを感じられるすごい戦闘でしたが、力及ばず悲しい結果になってしまいます。
かけつけたしのぶの継子(弟子)…栗花落カナヲでしたが、目の前で師を殺されてしまいました。

我妻善逸 vs 新たな上弦の陸・獪岳
柱稽古編の時から様子が違っていた善逸。兄弟子である獪岳が鬼になったことで、”育て”であった桑島慈悟郎が介錯も付けずに切腹をしたという知らせを聞いて、「自分のやるべきことを…」と決意を固めたのだった。
善逸を見下し、自分を認めようとしないやつが悪いと語る獪岳と激しい戦闘を繰り広げます。
善逸を倒したと余裕を見せる獪岳でしたが、善逸は漆の型 火雷神(ほのいかずちのかみ)という新しい技を繰り出します。
最後まで師匠と弟弟子に悪態をつく獪岳でしたが、その時善逸の救助に現れた愈史郎(ゆしろう)から「人に与えない者はいずれ人から何も貰えなくなる」…という深く刺さる言葉が投げかけられます。悔しそうに落下しながら消えていく獪岳。救助され、仲間に心配される善逸が対象的でした。
三途の川らしきところで、桑島慈悟郎と再会する師弟のやり取りも涙でした。

水柱・冨岡義勇&竈門炭治郎 vs 上弦の参・猗窩座
無限城を進み続けていた義勇と炭治郎のもとに上弦の参・猗窩座が現れ戦闘が始まります。
修行のかいあって、猗窩座にも対抗できる実力がついていることを実感する炭治郎。義勇とも連携しながら挑みますが、吹き飛ばされたり追い詰められたりと厳しい状況です。
そんな中、義勇がアザを発現し驚くほど戦闘力が飛躍します。
炭治郎は、猗窩座の探知能力の隙がなにか無いかと必死に考え、伊之助の感覚察知についての会話。そして父から聞いた透き通る世界について思い出します。父が語った無駄な動きを取り除くことについてや、見取り稽古をしてくれたことも…。
危機的な状況の中かで、遂にその領域にたどり着き猗窩座の首を切ることに成功したのですが、まだ再生し戦おうとする猗窩座。
なんとか立ち向かおうとする炭治郎達でしたが体はもう限界で気絶してしまいます。そんな炭治郎を庇う義勇の姿を見て、猗窩座は人間だったころの記憶を思い出していました。
大事な人の為なら罰だって怖くないと、盗みを繰り返して父を亡くしたこと。荒れていた自分を拾ってくれた慶蔵とその娘…恋雪との思い出。大切な人をいつも守れなかった自分が許せなかったこと…。
自分自身に拳を叩きつけ、猗窩座は自らを葬りました…。

感想

無限列車の時…私は思いました。アニメの続編が劇場版として公開される…という事に、最初は今まで通り「アニメで良いじゃん」と。特に無限列車公開の年は時間の自由が全然なかったので…。

今回の鬼滅の映画を観て思ったこと…。
「この大迫力と感動は映画館じゃないと!」…でした。

漫画で一通り見ていましたが、もう映像がとにかくキレイで、キャラクター達の動きもすごい。無限城という複雑な建物の中を飛び交うカラス達もすごくリアルで、観ているこちらも一緒に飛んでいるような感覚になりました。漫画の白黒のイラストが、ここまで映像化されてすごいですね…。攻撃のエフェクトもすごくて見ごたえがあります。

映像のすばらしさも素敵でしたが、声優さんたちの力ってここまですごいのか…と感動しました。



しのぶさんの戦闘シーンは正直ここまで観れるとは思っていませんでしたし、刀をバトンの様に華麗に回す場面や、型を繰り出す描写が迫力満点でかっこいい。
戦いの結末を知っていても、切られて苦しそうにゼーゼーと呼吸をするしのぶさんに涙が出ました。いつも微笑んでいるしのぶさんんの怒りとくやしさがすごく伝わってきました。小さい女の子だから力が足りない…と言うけれど、素早く被害者女性を抱えて助けられるあたり十分すごいと思う。
しのぶのもとに駆け付けたカナヲの目の前で殺されてしまうしのぶさん。分かってはいたけど泣けました。

善逸の戦いでは、怒りと悲しみでいっぱいの善逸の叫びに涙腺がやばかった…。
上弦の壱…確かにあんな化け物鬼が目の前にいたら、助かりたい…と思ってしまうのも分からなくはないけれど。
善逸と獪岳の技も、雷の呼吸は一緒だけど色や表現で違いがわかって良かった。鬼になった獪岳は血鬼術もあってか禍々しさが強調されていた。
獪岳とはもう完全に道が分かれたと覚悟を決め、漆の型 火雷神(ほのいかずちのかみ)を繰り出す善逸。エフェクトもすごくきれいで迫力満点。すごくかっこよかったよ善逸。

愈史郎(ゆしろう)さん、村田達にツッコミをいれているのも面白かった。冷静に善逸に厳しい現実を話しますが、テキパキ治療もしてくれます。
村田さんの水の呼吸、エフェクトは薄いものだけどしっかり鬼退治できるのがさすが!今作の映画では他の隊士達も柱稽古の成果をみせるんだ、と戦う描写がたくさんあって良かった。

猗窩座との戦闘は、やっぱりすごく長い時間がとられていましたが、すごいエフェクトや変化する無限城の広大なフィールドのおかげで飽きることなく観れました。水の呼吸に合わせてくれたのか、あちらこちらの建物から水が出てくる場面も?
炭治郎の透き通る世界の描写も、すごくわかりやすくて表現力がすごいと驚きました。

猗窩座役の石田彰さんの声もすごくて、鬼として戦う猗窩座と平和な生活を送る狛治の時の声が全然違いました。
穏やかな生活ができ、さらにこれから夫婦になろうという幸せいっぱいの時に、また大事な人が命を落としてしまう。絶望と怒りと悲しさで復讐をしたが、一番許せなかったのは狛治自身だった。
猗窩座の過去話がすごくつらいものだったので最後は泣けるだろう…と予想していましたが。
最終的に自らに攻撃をして自害しようとするが、再生してしまう体。さらにちぎって自分の再生を止めようとする姿にもう涙が止まりませんでした。

笹菜

私は持っていたハンカチ1枚では足りませんでした…。

もう最後のクライマックスではそっと涙を拭くというより、泣きすぎて鼻も苦しい状況でした。(汗)
一応ポケットティッシュも持っていましたが、静かな空間でガサゴソ音もたてたくない。
「私だけかな!?こんなに泣いてるの…」と思ったら、まわりの皆さんもけっこう泣いていました…。

3時間近く座り続けることになるので上映開始直前にトイレに行く方が多かったですが、それでも途中で出入りする方はいました。私はそれほど飲まなかったおかげか問題なく楽しめました。
何名かの小さいお子さんも途中で保護者の方に付き添われてトイレかな(?)出ていく姿を見かけました。

すでに次回作が待ち遠しく、楽しみです。しのぶさん、善逸、猗窩座とこれだけ泣かされたのに、絶対に次回作はさらに泣くと思われる…。

ハンカチよりタオルを持って行くべきでしょうか?




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